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【車中泊旅2024夏7/2~】8/31 Day61:天気で足止めをくらっている車中泊者の気分とは?

台風の進行が遅く一日中激しい雨が降ったりやんだりの一日でした。ここの所、富士市に足止めをくらって毎日作業ばかりしています。だんだんと行動が定着化して、ほぼ日常といってもいい日々を送るこの頃。

車中泊の旅を初めて2年目となります。旅における観光は天候にその印象を左右される場合が多いので、長期の旅行では、登山の天気待ち、梅雨時期の晴れ待ちなどで、天候の悪い一つの町に1週間なり10日なり足止めされるという事を経験しました。

最初は焦りもありました。いつまで待たなくてはいけないんだろうか、予定や予算はどうなるんだろうか?しかし、何回か経験してくると、それなりの準備と心持ちで何も問題を感じなくできる事がわかってきました。

今日はそのいくつかのポイントを記しておきます。読んでみれば「まぁ、そうだよな」と思う事ばかりだとは思います。


〇予定は余裕を持たせておく

私たちは夏の時期に3か月車中泊をしようと、あらかじめ3か月分の予定を立てています。とはいえ天気の事があるので、きっちり詰めた予定は2か月半くらいで帰宅の予定にしています。今回ですと7月2日出発で9月12日帰宅で予定を立てていました。

つまり最初から15日くらいはバッファがあるという感じできていますので、天気によって足止めをくらっても「まだ余裕があるな」という感覚になります。

〇旅先で日常の食生活

昨年は外食比率が高い旅をしていました。旅は非日常だからファンタスティックに!という気持ちが強かったんだと思います。しかし、予算が無限にあるわけではありませんからファンタスティックなお食事ばかりというわけにはいかず、また天気待ちなどで旅行日程が延長されると、金銭的にも気になるので、後半はできあいのお弁当やファストフードの比率があがってしまいました。

レベルの低い外食は非常に満足度が低いのに、お金はそれなりにかかる。

これを改善すべく、今年はなるべく自炊する事を心がけるようにしました。旅先でも家にいる時と同じようなコストで過ごせるなら、旅の日程が延長されても家で過ごしてもかかる費用は同じですから、気になりません。自宅と全く同じようにはできせんが、以下のようなパターンにして、現状はかなり満足度が高く費用を抑えらえれています。

その1:茹でうどんと肉野菜を使ったパスタ風料理(味付けはトマト缶、鯖缶、塩、カレー粉)
その2:茹でうどんにカットサラダ、ハムなど肉類や焼き魚(味付けは、塩・コショウ・酢・オイルでサラダ風)
その3:片手鍋でご飯を炊いて、火を使わないおかず(刺身)
その4:片手鍋でご飯を炊いて、フライパンで野菜炒め、魚の煮つけなど
その5:一番時間をかけたのは、片手鍋でご飯を炊いて、フライパンでルーから作るカレーライス
その6:よくあるランチは、食パンにマヨネーズを塗ってスライスしたきゅうりをはさんだサンドイッチ
その7:ご当地グルメと言われるものは食べてみる

前菜としてベビーチーズ、柿の種などで少し晩酌してから夕飯にすると満足度が高いです。また、食器にはすべてアイラップを被せて洗い物が出ないようにしています。フライパンには「フライパンで使えるホイル」を敷いて調理し、こちらも洗わないで済むようにしています。

地元の道の駅で買った野菜は、自宅のスーパーで買うよりも時には安くて新鮮。土地なりに異なる野菜があったりするので、本当に満足度が高くなりました。

〇足止めならではの発見を楽しむ

本来ならさくっと観光して通過する予定だった町に長く滞在すると、短期滞在にはない面白みを発見する事があります。例えば、今いる富士市には、伊豆半島に入ってから気に入ったスーパーマーケット「あおき」があります。これより西には支店がないので、今年最後のあおきという事になります。

そこで、長く滞在する事になったのであおきの商品を存分に楽しもうという事になりました。金目鯛の干物、あおきセレクションの肉で焼肉。今夜はあおき自社製の餃子を焼いて餃子パーティーにしようとしています。

先日足止めされた西伊豆町では、隣町の松崎町でラーメン屋さんに入りました。ここも天気が良くて計画通りの旅なら立ち寄るはずのない店でした。喜多方出身の女将さんが作る本場ラーメン。女将さんの喜多方ラーメン話も聞けて面白かったです。

また別の街では足止めゆえに、計画していたのとは違う温泉にも入ってみる事になり、そのお湯がよかったりしました。

昨年は登山の天気待ちをした白馬村では村営のワーケーションプレイスを見つけて、そこで作業させてもらいました。あれ以来、こうした待ち時間に作業できる場所探しにワーケーションプレイスも加えるようになりました。そして今年、伊豆の下田の道の駅「開国下田みなと」に同様のワーケーションプレイスがある事を発見。また天気が悪かったので、ここで作業させてもらいました。白馬村そして下田と環境がいいのに過疎化している地域では、ワーケーションプレイスを設けてリモートワークしている人を誘致する政策が取られています。

白馬も下田も観光として魅力のある町なので、ワーケーションプレイスなどがあったらついつい長居します。旅行者ですから食事もするしお風呂にも入りますから、多少なりとも村や町の経済に貢献できていると思います。そういう仕組みを知って、色んな場所で発表していく事も、こうした旅をしている醍醐味だと思います。

観光のガイドブックに紹介されていない小さな発見ではありますが、異なる街には色んな人が住んで色んな営みがあります。そいうい物に触れるだけで、旅の気分はぐっとあがるので、足止めとはいえ旅をしている実感が損なわれる事はないんですね。

という事で、天気待ちで足止めされている時の気分について書いてみました。日々のNoteを書いたり動画を作成する時間が常に必要で追われている気分もありますので、私としては実は足止め歓迎って気持ちもあるのが本音です。

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