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【車中泊旅2024夏7/2~】7/23 Day22:木曾駒ケ岳登山、早太郎温泉 こまくさの湯、20km移動して伊那市へ、買い物して伊那公園で停車

関東地方で梅雨明け宣言がされたのが7月18日。梅雨明けから10日間が、快晴率が最も高くなるので登山のベストシーズンと聞いていたのですが、どうやら例外の年もあるようです。それが今年。木曾駒ケ岳登山を今年夏の一番目の登山にしようと思っていたのに、なかなか晴の日が定まりませんでした。見る度に変わる天気予報。木曾駒ケ岳エリアへは否応なく近づいてきて、そうしようかと思い悩みながら旅を続けてきました。

しかし、ついに昨日「てんきとくらす」という天気予報情報サイトで今日Aマークだという結論。本当はもう2日後くらいが都合がよかったのですが、急遽、今日登山する事になりました。

そんな登山の行き方、景色、費用などのお話。そして登山後におススメの絶品温泉、そこから移動した先の伊那市のスーパーと車中泊先の状況など。

今日はこんな感じ


〇絶好の木曾駒ケ岳と千畳敷カール日和!

絶好の天気だという予報でしたが、山の天気はわかりませんし午後から曇る可能性も大きいです。本当は木曽駒ケ岳山頂のテント場で一泊しようかと思っていましたが、明日はまた天気が曇りあるいは雨なので日帰りする事にしました。日帰りで十二分に行って来られます。

さて一般的な情報から。
木曽駒ケ岳へは
・菅の台バスセンタ駐車場は1日800円
・菅の台バスセンターからしらび平駅までバス
 -始発は6:15
 -以降30おきの運行が通常ですが、今日は臨時便を出していました。
・ロープウェイ しらび平駅から千畳敷駅までロープウェイ
 -通常は30分おき運行ですが、今朝は9分おきに運行していました。
・バスとロープウェイのチケットの買い方
 -菅の台バスセンターで買いました。
 -WEB上で買えるそうです。
 -ただし電波状況が不安定なのでQRコードはファイルでスマホ内に用意
・バスとロープウェイの往復チケット 4450円/人

私たちは菅の台バスセンターから40kmほど離れた場所に停車していました。そこで朝5時過ぎに出発してバスセンターには5時47分に到着。5人ほどチケット売り場に人がいまして、チケットを買ってバス待ちの行列に並んだ時には100人待ちくらいでした。6時15分に一便目が出発して、次の臨時便6時35分にぎりぎり補助席で乗ることができました。ロープウェイは9分間隔なので、ほとんど待たないで乗れました。

途中で下りのロープウェイとすれ違います。

千畳敷駅のターミナルビルからは既に千畳敷カールがどーんと見えます。全く歩かなくてこの景色が見えるのですから、登山しない人にも人気で大勢が押し寄せてきていました。ターミナルの展望ポイントから右手に5分ほど下った場所に剣ヶ池があります。その場所から見る千畳敷カールがずっとずっと素晴らしいので、是非行く事をおススメします。ヒールのある靴はどうかと思いますが、登山靴ではなく普通のシューズで行けます。

さて、今回の目標は木曽駒ケ岳山頂を目指す登山です。

ロープウェイターミナルからまっすぐ目の前に見えている坂道を登り切った場所、乗越浄土(のっこしじょうど)をまず目指します。そこまで上ったら、目の前に中岳が見えますので少し坂を下って中岳に登ります。中岳の頂上にくるとやっと木曽駒ケ岳の頂上が見えてきます。

乗越浄土へ向かう登り道
シナノキンバイが咲きほこっていました。
中岳へ向かう上り坂から来た道を振り返る。中央奥の盛り上がった岩山が宝剣岳
中岳頂上
中岳から下って青い屋根の頂上山荘、そこから登って木曾駒ケ岳の頂上となります。
木曾駒ケ岳頂上への最後の登り坂
木曾駒ケ岳頂上2956m
木曾駒ケ岳頂上、東側の景色
木曾駒ケ岳頂上、北側の景色
木曾駒ケ岳頂上、西側の景色
木曾駒ケ岳頂上、南側の景色

少し坂を下って、最後に山頂まで登り切ります。登って下ってを数回波乗りのように繰り返すのですが最初の登りが一番長いので波形としてはこんな感じでした。帰りは剣ヶ池を回って帰ってきたので、多少行く時よりも登りと下りが増えました。


朝7時半に千畳敷駅に到着して帰りのロープウェイに乗ったのが12時40分。5時間滞在した事になります。ターミナル駅で出発前と帰ってきてから10分程度過ごしています。途中長く休憩したのは山頂の30分、中岳でビーフシチュー食べてあちこち見物した30分。

コースタイムは行きが2時間、帰りが1時間40分なので、全部の休憩1時間として5時間というのは標準的だったかと思います。初心者コースとも言われていて、途中で中学2年生の団体とすれ違いました。上はおそらく70代と思われる方が多数いらっしゃいました。

私は乗越浄土からロープウェイ駅を正面に見た時の景色と、剣ヶ池越しに見た千畳敷カールの景色が一番気に入りました。

乗越浄土から見る千畳敷カールとロープウェイ駅の赤い建物
乗越浄土への登る中学生軍団
乗越浄土への登り
剣ヶ池越しに見る千畳敷カール

中岳の頂上は大きな岩が折り重なるようにある迫力ある景色で左右には馬の背のように稜線が伸びて雄大な緑の山の景色が楽しめます。正面には南アルプスの山並みが並び、その向こうに少しだけ富士山の頭が見えていました。変化に富んだ面白い風景が魅力でした。

千畳敷の風景はもう写真を見たら誰もが納得の景色だと思います。これが登山なしで見られるなんて!繰り返しますが本当に驚きです。

ということで、今日の天気は大正解。素晴らしい登山となりました。

〇草太郎温泉 こまくさの湯の絶品なポイントは?

菅の台バスセンターから車で2分ほど移動した場所にある温泉です。無料駐車場もあります。一人700円ですがJAF提示で二人とも650円にしてくれました。

広々とした建物で、内側には大きなお風呂が1つ、2人くらいが入れる薬草風呂とジャグジー、水風呂が1つ、10人くらい入れるサウナがあります。外には7-8人入れる露天風呂と周囲にはリクライニングできるチェアーが2つ、ベンチがいくつかありました。露天風呂の向こうは石や樹木を置いた庭になっているのですが、その塀の先には雄大な山が見えています。

この温泉で「最高!」と感じた瞬間。それはサウナあがりのリクライニングチェアーです。サウナあがりにキンキンに冷たい13度の水風呂に20秒つかり、クラクラしながらリクライニングチェアーに横たわり、石庭とその先の山を見上げて冷たい風に吹かれながら体の火照りが抜けていく瞬間が、もう本当に最高でした。

〇20km移動した先にある伊那市の情報

昨日停車した道の駅「南信州とよおかマルシェ」と同様、伊那市も中央アルプスと南アルプスの間の谷間にある町です。宿泊場所としては伊那公園の駐車場にしました。野球のグランドを備えた運動公園で、公園管理事務所に24時間使えるトイレも併設されていました。高台にある公園なので道路の喧噪からも離れて、静かで良かったです。

町には何軒かスーパーマーケットがあります。バローという公園に近いスーパーに行きましたが、魚も並んでいて日常の食生活を送るのに何の支障もないレベルの大型スーパーでした。

電源のある作業場所としてはマクドナルド伊那店、スターバックス、コメダ珈琲。電源の有無を調べていませんが、おそらくガスト、バーミヤンにもありそうです。

車中泊できる場所もあり、登山口へ起動するのにも近く、生活用品も買いそろえられる。なかなか便利な町です。

〇伊那公園の駐車場で自炊、車中泊

今日は登山して移動してきて、疲れているし暑いので簡単に。冷奴、カツオのタタキ、炒めるだけの牛肉とごぼうの炒め物。しめは茹でたそばにうどん汁をかけて、冷たいお茶漬け風に。デザートは昨日のあまりの桃1つ。日本食は料理しなくてもすぐに食べられる、栄養価がすぐれて健康にもいい食品がたくさんあるなぁと、あらためて感心しつつ就寝。

さて、明日は悪天候の予報。洗濯と作業にいそしみます。

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