【車中泊旅2024夏7/2~】8/28 Day58:静岡県に来たら「さわやか」に行くべし!
遅い。実に台風が遅い。今日も上陸するんだかしないんだかでノロノロしつつも確実に天気だけは悪いという状況です。ということで、本日も観光はあきらめて作業の日としました。とはいえ、ちょっと気分も上げたいじゃないですか、一応旅行中なんで。
というわけで県民も県外民も大絶賛する炭火焼レストラン「さわやか」に行ってきました。
〇「さわやか」とは
初めて静岡県へ出張する時に先輩社員に「さわかやに行ってきなよ!」と言われたのが、初めてさわやかの存在を知った時でした。
さわやかは現在静岡県内で34店舗を展開する炭火焼レストランです。お店は駅近くではなく国道沿いなどにある場合が多いので、電車での出張族には少し行きづらい場所にあります。私は沼津に出張した時に夜駅から2km以上歩いてお店に到達し、お店で2時間待って食べる事ができました。2時間も待っていたのですから店内のあらゆる説明を読みまくる時間がたっぷりありました。
一番心打たれたのは静岡県でしかお店を展開していない理由でした。
オーストラリアから冷凍輸入したブロック肉を日本でミンチにしてハンバーグにしているのですが、ハンバーグした後に冷凍すると味が落ちるのでチルドで安全に届けられる静岡県内に店舗を限定しているのだそうです。
いやー、いいですよね、こういう姿勢。これを読んだだけでも食べる前からファンになりそうな記述でした。
〇「さわやか」でのパフォーマンスがまた心憎い
大人気メニューはオージービーフ100%のハンバーグステーキ。私も注文してみました。
スープやカトラリーが最初に来て、スープを飲んだりしているうちに、熱々の鉄板に乗って運ばれてくるゴロっとまん丸なハンバーグが運ばれてきます。すると店員さんが目の前で半分に切って切断面を鉄板にジャーッと押し付けてソースをかけて仕上げてくれるんです。リーズナブルな値段ながら、テーブルで仕上げてくれる高級フレンチのようなサービスがまず心地いい。
そして目の前で脂を跳ね飛ばして煙と香りをあげるビジュアルと嗅覚直撃のパフォーマンスに味への期待感がググっと高まります。
ハンバーグにナイフを入れて切り出すと、まだ断面は赤々としたレアで表面は焦げ目さえついて熱々の煙を上げた状態。これを口に含むと炭火の香ばしさと赤みの肉の甘さが口の中でミックスされて、「うわっ、旨っ」と小さく声をあげてしまうというわけです。焼き加減はあらかじめ好みを聞かれますし、配膳されて少し経過すると「焼き加減はいかがですか?」と聞きに来てくれます。こうした細かい配慮を笑顔とともに繰り出してくるので、誰もが大切に扱われていると感じるレストランになっているようです。
げんこつと呼ばれるハンバーグが250g、おにぎりと呼ばれるハンバーグが200g、他にも170gの手ごねハンバーグもあり、好みの量を選べるのもいいです。今回は250gにしてみました。たっぷりと焼肉を食べたかのような満足感を味わう事ができました。最後まで湯気が消えない鉄板の熱さがあり、最後まで中はレアが続く分厚さも楽しめました。色々計算されているなぁと思います。
〇製造過程にも、ネット上でのサービスにも、ITを効果的に使っている
製造過程における技術はネットの情報で知るだけですが、それでも一つ一つのハンバーグにQRコードがついていてトレースしているなんてすごいと思います。また各店舗のサイトにアクセスすると、今何組待ちで待ち時間が何分なのかを表示してくれる機能があります。お店に到着して席の予約を入れたら、時間近くになると自分の携帯に連絡が来るサービスもあります。
2時間も待つ場合は、近くのショッピングモールにちょっと行って時間を過ごすなんて事も可能なわけです。
お客さんの信頼を得つつも、新しい技術を取り入れて進化している「さわやか」。今回も大変に美味しく頂けました。嵐の中ですが大きな富士山を見ながらさわやかにドライブして、美味しいハンバーグステーキを食べる。これも観光といえば観光ですね。