ドイツ・ミーレ食洗機、値上げ前に取付完了! 価格も公開しちゃいます★
以前、ドイツ製Mieleの食洗機検討中という記事を投稿した。使用していた国産P社の食洗機、汚れ落ちが悪くてメーカーに電話したら、「買換え時期」と言われたからだ。10年使ってないのに!?
調べたら国産食洗機の耐用年数、8年とのこと。
はー? やってられない。
だから「長年使い続けるモノづくり」がコンセプトの海外製に切り替えることにした。
BOSCH、AEGなど色々候補がある中で、日本での代理店が多いMieleに決定。周りにユーザーも多いため、情報には事欠かない。
さてさて工事は6月中に無事終了した。
■取付前の食洗機とキッチン
これは長年使用していたシステムキッチンだ。手前のグレーの扉がP社製食洗機。
最初は食洗機だけ取り換えるつもりだったが、サイズ的にMieleが収まらないと判明!
Mieleをあきらめるか、システムキッチンごと取り換えるか。
今や世の中は値上げラッシュだ。原材料不足で価格高騰、おまけに円安。
このキッチンも写真ではわからない劣化が激しく、近い将来、リフォームは必須。
ならば値上がり前に買うしかないでしょ、必需品は!
■新システムキッチン&Miele食洗機
システムキッチンは、ステンレス内部構造で丈夫なクリナップから選んだ。扉の色をマット系の黒にしてモダンな印象に。
こちらが生まれ変わったシステムキッチン、クリナップのステディアだ。
Miele食洗機・45センチ幅 G 5844 SCi をビルトイン。
■Miele食洗機45センチモデル、オープン
2人暮らしの我が家では、Mieleは小さめの45センチ幅モデルで十分。小ぶりだが、7人分の食器が入る。
扉、オープン! G 5844 SCiモデルは、自動点灯の庫内ブリリアントライト付き。
バスケットは3段。下段には鍋や大皿、ワイングラス、中断にはお椀、中皿、グラスなどが入る。上段はカトラリー入れになっている。
Mieleには、スプレーアーム(水の噴射口羽根)が3つついている。
ひとつめは最下段。
2つめは中段バスケットの下、3つめはトップの天井部分。
これで食器全体にジェット水流がくまなく行き届くという寸法だ。
■どれくらいの食器が入るのか
では実際に汚れた食器を入れていこう。
国産食洗機と違い、予洗いの必要なし!
カレーやミートソースでベタベタのお皿や鍋、油でギトギトのフライパン、くっついたご飯粒が乾き気味のお茶碗も、そのまま入れる。
残菜を取り除くだけでほぼ何も手をかけなくていい。
(閲覧注意のため、写真掲載せず)
食器を入れたら、フロントの操作パネルで任意の洗い方を選んでスタート。
私は大体、60度洗浄コースを選んでいる。もっと強力に落ちる75度洗浄や、汚れ具合をセンサーが判断するオート洗浄など、さまざまなコースが選べる。
またこのG 5844 SCiモデルは、iPhoneアプリからの操作が可能。
使ったことないけど。
洗浄中はグリーンのランプが点灯。
ビックリしたのは音だ。メチャクチャ静か。
P社の食洗機は、離れたリビングでTVを見ていても「うるさーい」って感じでストレスだった。
Miele、ちゃんと作動しているのか不安になるくらい静か。いい子いい子。
洗い終わると、扉が少し自動で開く。
海外製食洗機はどのメーカーも高温洗浄のため、基本は予熱自然乾燥。少し隙間が空くことで、外気との温度差で対流が生まれ、さらにからっと渇きやすくなるのだ。
温風乾燥機能がついていない分、国内製食洗機より電気代が安い!
では洗い上がった食器を取り出そう。オープン!
【▼下段バスケット】
フライパンや鍋、バット、サラダスピナー、大皿などなどをイン。乱暴に並べていてもスッキリきれいな洗い上がり。
【▼中段バスケット】
小皿やお椀、グラスなど無造作に積んでいたが、ピカピカの洗い上がり。
【▼上段カトラリーケース】
おたまや箸、ナイフ、フォーク、箸置きなどの小物もどんどん置ける。
これが洗い上がった全食器。
ステンレス鍋、食洗機OKのセラミックフライパンや鍋蓋などの調理器具から大皿までを、一度で洗い上げた。
うちでは夜に1日分の食器をまとめて洗う。朝や昼、汚れ物が出たら食洗機に放り込んで待機させている。
本当はストウブ製のホーロー鍋もあるんだけれど、ホーローは食洗機不可のため手洗い。漆器や鉄鍋もダメ。うーんちょっと悔しい。
このモデルでの標準使用水量は8リットル。手洗いより断然節水なのだ。
■気になるお値段①-見積金額と値引き
そして、今回かっかったお値段は……
ズバリ、217万円(税抜き)。そこからお値引きが60万円!
最終見積金額は、157万円+消費税だった。
これがシステムキッチン(食洗機込み)、設置・工事・諸費用トータルの金額だ。
クリナップで商品購入から工事まで一括で頼むと、4割近く値引きされた計算になる。
クリナップでは、システムキッチンと一緒にMiele食洗機を3モデルのみ販売している。
その中から選べば、食洗機も全体見積もりからの値引き対象になる。
ミーレショップから単体で購入した場合は、定価販売。また取付工事費用が別途15万円前後かかってしまう。
今回、システムキッチン工事と同時に行ったため、食洗機取付の別途費用はかからなかった。
■気になるお値段②-値上げを見据える
購入時のMiele食洗機 G 5844 SCi は、税抜き本体価格が38万円(2022年6月時点)だった。これは割引前の標準価格。
2ヶ月後の今(同年8月)だと、41.8万円に値上がりしている。
しかもクリナップから出された見積もりには、
「7月4日納品分より商品価格を約6%程度値上げします」
と記されていた。
値上げ対象は食洗機外のクリナップ製システムキッチンや関連商品全般だ。
高額商品で6%の値上げは痛い。もう是が非でも6月中に契約して工事しなければと思った。
しかも契約時に交わした工事請請負契約書の商品仕様書には、
「9月5日納品分より商品価格を10%程度値上げします」
と記されている!
もたもたしていたら2度の値上げをくらっていたのだ。6%に次いで10%とはますます大きい。
こういう時期は迷ったら「買い」だ。先延ばしは損するだけだと痛感した。
過去のデフレ気分でいると大失敗する……。
*トップ写真はPexelsのDevilishly Goodさんからお借りした