生成AIとN高S高Live

本日、夕方頃にYouTubeを回遊していたらたまたまN高のライブを開催しているのに気がついたので訪問したので覚書。

https://www.youtube.com/live/OoM2JGCqGNM?si=7_9GAoJ6kJHmynDY

 内容は、安野たかひろさんが都知事選で生成AIを活用した方法やそこから得られた知見、高校生とAIについて語っておられるといったものだった。

AIを活用した選挙に参加したかった地方人

 私は東京都民ではないし、前回同様のYouTubeにUPされる変な選挙演説を興味本位で見るくらいしかしておらず、安野さんの選挙戦は存じ上げなかった。しかし、このYouTube Liveを拝見して「都民だったら楽しかったろうな、この選挙に参加したかったな」と思った。なんだか、そこにいないと得られない肌感があるような気がする。実際はほとんどオンライン上での話なのでやろうと思えば選挙公約を見るとか安野さんのAIに選挙公約について質問するとかできたのかもしれないけれど…。なんとなく地方人あるあるの劣等感を抱きながらAIを活用した選挙について勉強させていただいた。これから色々な地方で若手の議員さんが似たような手法で選挙活動されるのだろうな。

生成AIと私

 私はテキストからなんらかの成果物を生成するAIを触りだして3年ほど経つ。最初は画像生成AIのStable Diffusionを使って絵を描いてもらっては自己満足していた。そのうちにperplexityが出てきて対話形式でAIを使うようになり、気がつけばChatGPTやCopilotなどの今となっては化け物となったコンテンツが台頭してきたし、SunoやSoraなど画像以外にも音楽や映像などを生成するAIも出現した。その間、私にとってAIは趣味の道具でしかなかったので、世の中がAIで盛り上がってきて当たり前のものになって…という流れを見ているとあまり熱量なくAIと関わってきたのがちょっともったいなかったかなと思ってしまった。
 一方でオフラインの生活の中でAIの話をすると奇妙な目で見られることも少なくなかった。Liveの中で庵野さんがN高等学校S高等学校について「数万人単位でITリテラシーの高い人が集まっている集団は貴重」とおっしゃっていた。この意見には同意で、同じような興味関心のある同年代の人と出会える機会は社会人になってからはそうそうない。出会うためにはそれなりに努力を要するし、日常の慌ただしさの中で興味関心の方が風化してしまうことがほとんどだ。今回の都知事選で活用された方法は、私のようになんとなくAIを弄んでいた人にとってとても刺激的だ。

 もう一つ。AIが普及してくるにあたって「AIをどう活用しようか」、「AIに仕事を取られないようにするにはどうしたらいいのか。」、「AIを本当に信頼して良いものか」といった心の揺らぎを抱える人は増えるのだろうなと感じた。
「AIとはどんなものかを考えることは、相対的に人とはどんなものかを考えること」
 もしかしたら、人がヒト以外の知性を客観視できるのは初めてのことなのではないだろうか。AIの活用方法も楽しそうだが、そちらについて考えるのも楽しそうだ。


 偶然だが、明日はITパスポートの受験日だ。現在育休を取得して何か勉強しようかなと思って手始めに取り組んだ学習の中の一つだが、前日に思わぬ楽しいコンテンツに出会ってしまい復習が間に合っていない。とはいえ何かしら縁を感じる出会いだった。Liveを主催された安野さんとN高S高様に感謝。

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