映画「グリーンマイル」感想
本noteはネタバレを含みます。
映画「グリーンマイル」をネットフリックスでひさびさに見ました。おそらく金曜ロードショーか何かで放映していたのを見て以来?と思って調べてみたらグリーンマイルを金曜ロードショーで放映した記録はないそうです。不思議な記憶違いですが多くの人が同じ経験をしているみたいですね。
あらすじ
主人公、ポール・エッジコムは老人ホームで友人のエレインに彼の過去について語る。1930年代、当時刑務所で死刑囚の看守をしていたポールは、少女2人を殺して収監された死刑囚ジョン・コーフィと出会う。ジョンは見上げるほどの大男だが、暗闇を怖がるほど気は小さく、優しい性格だった。そんなある時、ジョンはポールの尿路感染症のことを知りそれを治してしまう。ジョンには触れた相手の病や怪我を治す力や、相手の記憶や考えていることがわかる神に与えられたような特別な力があったのだ。そんなある時、ポールはジョンの不思議な力でジョンが冤罪であることを知ってしまう。しかし、それを証明する証拠はなくジョンの望みもあってポールは死刑を執行する。今、ポールはジョンの力によって死への長い旅を続けている。
感想
おそらく、この映画を見たのは子供の時以来です。大人になって見てみると改めて心に刺さる。ジョンの「世界中で今も愛を騙って人が殺されている」という言葉と、残忍な世界を見ていて死ぬことが救いであると考えている様子にハッとさせられます。毎日世界中のありとあらゆる情報が覗きこめてしまう現代。作中で神に近い存在であったジョンの声を聞く力は多くの現代人が手にしています。そしてそんなジョンを死刑にしてしまったことを罪と感じて長い人生を歩むポール。しかし、老人ホームでメリンダに語るポールの表情は悲しみだけではない目の輝きがあった気がします。
色々な感情が湧き上がって心の中がもみくちゃになる作品。心に余裕がある時にまたみようかな。