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雌待宵草

 メマツヨイグサが咲いていました。久しぶりに用あってお昼頃に市役所までの道を3kmほど歩いている最中でした。今はもう誰も住んでいない、かつては家が立っていた空き地。そこに群衆を作ってその黄色い花が咲いていました。

 その名の通り、夕方を待って咲く花だそうですが昼から元気に咲いていました。この花を見ると「夏も後半に差し掛かったな」と、なんとなく感じます。夏の記憶にも秋の記憶にもこの花はいます。

 マツヨイグサの別名は「月見草」。「月見草が咲いたよ」という句を昔読んだななどと思い出しながら少し湿気っぽい夏の空き地を通って市役所へ向かった日でした。


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