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故郷

 昨日、宇宙飛行士の古川聡さんが国際宇宙ステーションから地球に無事に帰還したという記事を読みました。約半年の宇宙でのミッションを終えて無事に帰還されたこと、嬉しく思います。
 気になったのは、記事の見出しになっていた「自分の故郷は地球」という古川さんのセリフ。どういう意味だろうなと思い、JAXAのページを見ると全文は以下のようになっていました。

ー宇宙へ行ったことで、地上での生活に対する考え方が何か変わりましたか。

「宇宙に行く前は、故郷は日本か(訓練を受ける)ヒューストンだと思っていましたが、ISSで過ごすうちに、自分の故郷は地球だと感じました。」

上記ページより

 ミッションの前、地球の上では自分の故郷は日本かヒューストンだと思っていたが、宇宙に行って故郷は地球そのものだと思うようになったということでした。なんだか含蓄のある言葉のような気がします。生まれた土地から始めて引っ越したとき、始めて海外に行ったとき、スケールは違えど似たような思いをする経験があるかもしれません。国際宇宙ステーションの中で一緒にミッションを行うクルー達は出身国もさまざま。食べるものもさまざま。育ちも生活習慣もさまざま。そんな時、地球が故郷だという統一の概念で括られるのかもしれないと腑に落ちます。故郷は遠きにありて思うもの。

 ちなみにISSでのミッションの精神的ストレスを軽減する目的で搭載された宇宙日本食にスペースうなぎというものがあったらしいです。気になる。宇宙日本食というネーミングもちょっと気になる。


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たかみいと
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