もうテレビに出られなくなってもいい
もうテレビなんか出られなくたっていい。
そう吹っ切れた気がする。
本音は違う。
テレビっ子だし、テレビの影響力も知っているし、華やかな舞台セットにたくさんのスタッフさん、有名な芸能人がいるあの場のきらびやかさも知っている。
出れるもんなら出たいはずだ。
YouTubeは地味だ。ひとりで全部やらないといけない。
ロケ場所の手配から、出演依頼、ギャラの支払い、機材を用意する、演者さんのお水を買う、ピンマイクの電池を交換する。
誰にも忖度しなくていいが、それは大変なことだ。
今週、木村響子さんのインタビュー動画を公開し、その反響に驚いた。
木村響子さんは、人気プロレスラーで、フジテレビの人気番組「テラスハウス」 に出演していた木村花さんのお母様である。
花さんは番組が炎上し、SNSの誹謗中傷に苦しみ自死した。
私のYouTube動画は、「フジテレビの責任を問う」というサムネイルにした。
当然だと思う。
だが、周囲の人が結構びっくりしていた。
「フジテレビに出れなくてもいいんですか?」という意見が相次いだからだ。
本当に心配してくれた人もいた。
こんなんで出れなくなるなら、全く問題ない。
ジャーナリストとして失格だ。
そう心から思える。
フジテレビなんて、もう権威は昔ほどないだろう。
むしろ、ちゃんとフジに出演しているコメンテーターや演者の方は、この件しっかりと批判してほしい。次の被害者をうんだらダメだ。テレビに出ている人間こそが、テレビにでる上での弱みを握られていること、夢おう若者を利用することについて一番知っているはずだ。
自分たちの問題だ。情けない。
もっと大御所の先輩方、ちゃんと批判してくださいよ。
私なんて芸能界ではちっぽけな存在だ。
私がすごく影響力のある存在なら、フジテレビの対応が悪すぎると、周りに呼びかけてストライキしたとおもう。
「きちんとした対応をするまで、@日間仕事を休みます」
と世間に表明した上で。
当たり前だが、フジテレビの中には心ある人もたくさんいる。
だからこそ、自社で働くことや自社の報道現場に誇りをもつためにも、きちんと謝罪や再発防止、自分たちの権威を見つめ直し、その力を社会にどう役立てるか考え直してほしい。
私の大好きだったテレビがこれ以上嫌われてほしくない。
テレビしかできない、
テレビの役割や存在意義をしめして若者に理解されてほしい。
そして、この件で「使いにくいな」と思われて出てない番組があるかもしれないが、フジテレビの中でもよく言ってくれたと思ってくださる方もたくさんいらっしゃると思う。
そういう人たちと仕事をしていく方が楽しい。
私の生き方は敵が増えていく。
と同時に、声を上げるたびに味方も増える。
それでいい。
いや、それがいい。
今はそう心から思えています。
もうテレビに出られなくてもいい。
だから、本気で伝えられる。
がんばります。
木村響子さんの言葉をきいて、ますますそう思いました。
「フジテレビとその制作会社の責任ははっきりさせたいですね。」
「闘わなきゃ歴史は変えられないんですよね。例えば女性差別がなんで今減ってきたかっていったら、最初に声を上げた人がいたからなんですよ。」
●木村花さん母「闘わなきゃ歴史は変えられない」
木村響子「本当の花を知ってほしい」
https://toyokeizai.net/articles/-/389305
東洋経済オンラインさんとコラボしました。
●木村響子さんインタビュー前編
「【テラスハウス問題】 フジテレビの編集に悪意・会見報告書が納得できない【木村花さんの母響子さんインタビュー】」
https://youtu.be/uKxEgQAm-hs
●木村響子さんインタビュー後編
【テラスハウス】木村花さん母・響子さん、語る【SNSの誹謗中傷の被害者・加害者にならないためには?】
https://youtu.be/aUPicgymRpg
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