ジャーナリズムXアワード受賞しました。
この度、ジャーナリズムXアワードのZ賞を受賞しました。今回、富山市議会の政務活動費の不正を描いた映画『はりぼて』や、『白い土地』ルポ・福島「帰還困難区域」を書かれた三浦英之さんらが受賞され、大先輩方に並び選んでいただけ、非常に光栄です。
このような賞をもらえたのは、NHKをやめた時に、 YouTubeで社会問題解決型の番組をつくることを宣言し、クラウドファンディングでご支援してくださる方がいらしたからこそ、できました。619名の方から600万円を超えるお金をご支援いただき、改めて感謝の限りです。
メディアミックスで社会問題解決型の報道へ
今回、選んでもらったのは、たかまつななによるメディアミックス発信4編(YouTube、note、ウェブ記事など)で、「9月入学の是非を問う!」「自民党総裁選シリーズ」「フジテレビの責任を問う」「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」を評価してもらいました。
簡単にご説明すると、9月入学は自民党と公明党の部会での内容が閉じられていたので、開かれた議論にするため、専門家の先生にYouTubeでそれぞれの部会内容を再現していただきました。
自民党総裁選は、素朴な疑問を現場でぶつけ、会見内容などYouTubeでコンスタントにあげながら、総裁選後、「石破茂は飲んだら本当につまらないのか」という企画をやり、Yahooのトップニュース入り。
木村響子さんの取材をし、テラスハウスのフジテレビの責任を追求したり、子どもの自殺を防ぐため、 YouTubeで無料でアクセスできる場に居場所を作ることをしました。どれも、SNSを駆使したり、既存の媒体とコラボしたり、時には地上波に素材を提供したりと、メディアミックスをして、継続的に伝え続けました。
新世代のジャーナリストとして評価
審査員は、尊敬するボーダレスジャパンの田口一成さんやジャーナリズムの研究をされる立教大学教授の林怡蕿さんら。私のやり方は、今までのジャーナリズムの一般的な流れとは違うし、 YouTubeという媒体を使っていますが、このように評価いただけありがたいです。
【審査員の方からの講評】
お笑い芸人、NHKディレクター、出張授業講師など多彩な活躍を重ねた中から、既存メディアへの明確な批判をバネに、現代的な手法を駆使し、リスクを恐れずにわかりやすく問題を提示する新世代のジャーナリスト。一見、飲み会めいた緩いインタビューに緻密な計算が窺えたり、テレビの出演機会を失う覚悟で直言したりといった硬軟自在ぶりが際立つ。YouTubeを含む異なる媒体(メディア)の使い分けにより、他の経路では届きにくい人びとに考える材料を届けている。
https://jxaward.com/winner/665/
右でも左でもない。解決へ。
過激なことを言えば言うほど再生回数が伸び、フォロワーが増える。それがネットの世界の常識となりつつあります。その結果、もたらしたもの。それは分断です。右でも左でもなく、伝え続ける。それが難しく、評価されにくい時代です。そんな中、YouTubeでジャーナリズムをするということを評価してもらえて、とてもありがたく思っています。これを励みにして、若い人に政治を身近に伝え続けます。正確な情報を知り、どんな視点があるのか、どんな考え方があるのか触れてもらい、変えるためには何をすべきか番組を通して考えてもらう。社会問題解決型の番組を目指し、視聴者の人に、社会問題の当事者になってもらえるような番組を今後も作っていきます。
ご支援のお願い
番組を作るには、製作費がかかります。今後も取材活動をするために、よろしければ、月額のサポーターなどご支援いただけますと幸いです。
https://www.takamatsunana.com/support
今後は海外の主権者教育(政治の授業)の現地取材や、地方ロケなども行いたいと考えています。 YouTubeは、残念ながら、いじめや虐待、自殺などの言葉は、自動的に収益がつきにくくなり、現在、取材すればするほど赤字になっており、NHKをやめたときに、みなさんにご支援していただいたクラウドファンディングのお金で取材をしています。選挙取材で資金がかなり厳しくなってしまいまして、よろしければサポートお願いします。
現状の取材を続けるためには、月額サポーター100名ほどいれば、月に3本ほど動画をだすことができそうです。どうか、ご支援お願いします。
まだまだ至らない点多いと思いますが、いただいたご支援を有効に活用し、取材やYouTube番組にかけられる時間を増やし、よりよいジャーナリズムを目指していきます。子どもにツケを回さない。そのために、今できることを頑張ります。
たかまつなな