第3回 健やかな歯を目指して、患者さん目線で、寄り添っていく

みなさんこんにちは、高松歯科医院(@神奈川県 横浜市 戸塚区)の受付担当をしております山本です。通勤中に爽やかな風を受け、季節の移り変わりを感じている今日この頃です。ただ、ここ戸塚もどうやら梅雨入り間近のようです。

前回は医科歯科連携・歯科歯科連携のお話も交えながら、高松歯科医院の治療方針について、院長の高松朋矢先生にお話していただきました。

今回は当院で行われている治療方法に焦点を絞り、具体的に掘り下げていきます。個人的には、歯医者さんに苦手意識があると感じている方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています!それでは、どうぞ!

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患者さんにとって、治療は憂鬱。だからこそ楽しく、丁寧に

ーー 今回は、具体的な治療内容についてお聞きしたいと思っています。当院にいらっしゃる患者さんを見ていると、みなさん、楽しみながら治療に通われている印象を受けるんですよね。

歯医者さんが苦手だと、治療の日は本当に気が重いですよね。本来、健康な状態に戻すための治療だから、良い方向に向かっているはずなのに、「苦手」だとか「怖いな」などと感じてしまうと、患者さんにとっては、それだけで、大きなストレスになってしまいますよね。

だからこそ、歯科医師は患者さんに対して、歯の状態と治療内容をきちんと理解してもらうための努力をするべきだと考えております。

当院では、初診の方にはまず私自身の自己紹介と、当院の治療方針(※治療方針は初診に限らず)を丁寧にお伝えするようにしているんです。

これはずっと思っていたことでもあるのですが、病院や歯医者に行っても、いきなり治療が始まることが多いですよね……。通院して、長い付き合いになるかもしれない担当医のことをなにも知らないなんて、少しさみしいなと感じてしまうんです。だから、初診の患者さんには、いつも僕の名刺をお渡ししているんですよ。

ーー この名刺、とても好評ですよね!先生のお人柄は、治療を進めるなかで少しずつわかっていくことがほとんどですよね。たまにプライベートの顔が垣間見えると、一気に距離が縮まったりして。

そうですよね。ちょっとしたことかもしれませんが、些細なことでも通院するモチベーションになっていただけたら嬉しいなと。名刺には、当院の説明や私の趣味のなどプライベートな部分もたっぷり書いてあります(笑)。

私自身、「名前しか知らない相手に自分の健康を託すのはどうなのかな?」と疑問に感じている部分があるので、単純に私のことを知ってほしいんですよね。

ーー 「近い距離感で治療をしたい」という高松院長のスタイルが現れていますね。当院に通っている患者さんは、どのような年齢層の方が多いのでしょうか?

私の両親の代から来院くださっている高齢の患者さん、新規の患者さんなど、幅広い年齢層の患者さんに来ていただいています。なかでも、小さいお子さんの治療は好評をいただいています。

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子どもの頃に「歯医者さん=怖い!」と覚えてしまうと、歯医者さんに抵抗感を持ったまま大人になってしまうので、お子さんたちにはとくに慎重に治療しているんですよ。

ーー 小さい頃に受けた治療が原因で、歯医者さんが苦手という人も多いですよね。というか、私もその一人です(笑)。お子さんが怖がって暴れると、仕方ないからと手足をおさえて治療をするクリニックもあると、知り合いから聞きました。

そうでしょう。だから、まず歯医者さんという雰囲気に慣れてもらうことが重要だと思うんです。なんだかよくわからない器具が口の中で大きい音を立てたら、大人でも怖くなりますからね。

まずはお子さんのほっぺの肉をバキュームで少し吸わせたり、シリンジを近づけて「きたきた!きたぞ〜!(笑)」などと、ふざけ合いながら顔に風を吹きかけたり(笑)。

お子さんにリラックスしてもらって、少しでも楽しんでもらえるように工夫をしながら、治療を進めるようにしています。

ーー でも先生。患者さんに合わせてじっくりと進めるその治療スタイルは、お子さんに限らず全ての患者さんにそうしていますよね。

言われてみれば、年齢関係なくそうしているかもしれませんね(笑)。さすがにお年寄りの方に「きたぞ!きたぞ〜!」とはやりませんが(笑)。歯の治療は長期間かかることが多いですし、治療が辛ければ、途中で通いたくなくなってしまいますよね。

だからこそ、当院ではとにかく褒めて、褒めて、褒める!(笑)。歯ブラシ指導ひとつをとっても、自分の生活習慣を否定されたり、「全然磨けてないですよ!」と怒られたら、やる気もなくなってしまうと思うんですよね。

本当に必要な治療って、なんだろう?

ーー 歯医者さんに歯ブラシを褒められると、なんだかうれしいんですよね。そういえば、高松院長は虫歯をやみくもに削る治療はされていないですよね?なぜなんですか? 「虫歯になっているから削っておくね」と患者さんに伝えて、治療を進める歯医者さんが多いイメージなのですが…。

そもそも、その虫歯は、本当に削る必要があるのか?ということを、まずは判断すべきなんです。患者さんからも「この黒いところを削ってほしい」と言われることがあるんですが、私は「なるべく削らないほうがいいですよ」と伝えるんです。すると「え?なんでですか?」と結構、驚かれるんですよ(笑)。

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永久歯の場合、削ってしまったら自分の歯は二度と再生しないわけです。ご自身の歯を残しながら痛みを取れるのであれば、そちらの方が治療としては正しいゴールなんですよ。

ーー なるほど。

「虫歯を削って銀歯を被せたら、痛みもなくなり、治療終了!」と思っている方が本当に多いんですね。症状がなくなることがベストではなく、いかに自分の歯を残せるかが大切になってきます。

つまり、削ったら痛みは消えますが、治したとは言えない。それは、歯を治したのではなく、歯をなくしただけ……。

進行が遅い虫歯であれば、なるべく削らずに自分の歯を残したまま、いかに健康な状態を保っていけるか。それを見極め、考えるのが、歯科医の仕事だと思っています。

ーー 高松院長ってそんなことを考えながら仕事をしていたんですね!でも、患者さんは歯の専門家ではないから、歯医者さんから「削りますねー」と言われたら、従うしかないのもわかります……。

そうですよね。「医者の言うことが絶対」といった悪い風潮もあります。だからこそ、治療の前にきちんと検査をして、検査結果を共有した上で、治療方針をご説明する手順を大事にしているんです。

ーー 他のクリニックさんだと、レントゲン写真を見ながら「ここ虫歯になってるから削りますね」といった簡単な説明はありますけど、自分の検査結果をきちんと説明してくれるなんて。しかも当院は、検査結果の資料まで持ち帰れますよね。

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そうです、そうです。検査結果はいつでもご覧になれるようにプリントして持ち帰っていただいています。もし仮に私の治療に不安を抱いて、セカンドオピニオンをされる際も、その資料はお役に立つでしょうし。

また当院では、iPadを使いながら、「いまの自分の歯が何本あるか」「被せものは何が入っているか」「歯周病の有無」「歯周ポケットの深さ」「どこから出血があるか」など、細かく状態をお知らせするようにもしています。

検査結果をお伝えすると「そうだったんですか!?」「教えてくれてありがとうございます」と言っていただくことが多いですね。みなさん健康志向が高いので、「歯を残す」を前提とした当院の治療方針にも共感し、前向きに検査・治療に取組んでいただいています。

ーー 社会的に健康意識が高まっていることもあいまってか、高松歯科医院の治療方針に共感してくださる患者様が増えてきているように思います。

そうだと嬉しいですね。当院では「生涯、自分の歯で生きるための治療」を行っています。

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そのためには、歯医者に対する「ステレオタイプな悪いイメージ」を変えていく必要があると感じています。時間はかかるかもしれませんけどね。

歯医者が患者さんの意向を汲み取らずに、独断で治療を進めるのではなく、患者さんに目線を合わせ、寄り添いながらゴールを目指していきたい。それが歯医者としての、私のポリシーですし、このポリシーだけは、どんなに技術が進歩しようが、どんなに時代が変わろうが、つねに自分の軸においておきたいですね。

【後記】

今回は、高松歯科医院・高松院長の治療方針、治療内容についてお伝えしました。当院では、検査や治療内容の説明を本当に丁寧に行なっています。この記事を通して、高松歯科医院が考える「健康」について、少しでもみなさんに伝わっていたなら、嬉しい限りです。

次回からは少し視点を変え、当院の経営方針についてお伝えしていきますよ。更新をお楽しみに!それではまた来月、お会いしましょう。


◎ 戸塚区名瀬町にある“街の歯医者さん” 高松歯科院のHPはこちら。
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