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はじめに 『中堅放射線治療医が見てきた医局と資格 (仮)』の草案

今日は、序章を書いてみます。
ちょっと書きずらいな。。

過去の記事はこちらから。


では以下から本文です。


はじめに
 
 医局って何でしょうか?
 
 医局って不思議な組織ですよね。その定義もはっきりせず、医局に入るときにも特に契約書を交わすわけではありません。この、医局に入ることを入局と呼びます。口約束で入局を宣言し、医局に受理されて、晴れて医局員の仲間入りをします。

 しかし、その医局の実態は外からは見えにくいのです。私も初期臨床研修医のころ、将来医局に入るべきか悩みました。専門領域を修めるためには、入局する以外の選択肢はなさそうでしたから、最終的には医局に所属することになりました。

 私は、高草木陽介 (たかくさぎ ようすけ) と申します。放射線治療専門医として、現在神奈川県内の病院で勤務しております。

 私は群馬大学腫瘍放射線学教室の医局に所属しています。2024年現在で卒後16年目です。2年間の初期臨床研修を終えて、すぐに入局したので、かれこれ14年間も医局に所属している中堅医師です。医局に所属してはいるものの、現時点では私は医局人事からは管轄外にいる、やや特殊な立ち位置です。

 本書では、そんな中堅医師がみてきた「医局」について、私なりに感じたことを述べていきます。医局に所属していると、専門医や学位 (医学博士) の取得は比較的容易です。これらの専門医や医学博士の資格が、これまでどのように役に立ったかも検討してみます。

 本書の目的です。これから入局を考えている若い先生や、いま医師を志している学生さんに対して、医局や各種資格の意義について、私が見てきた情報を共有します。それらの情報が、みなさんの今後のキャリア形成のご参考になれば、これ以上の喜びはありません。

 本書は以下の構成にしました。
 第1章では、医局について考えてみます。第2章と第3章では、専門医資格や医学博士について検討してみましょう。第4章では、医師という資格そのもの、そして私の専門領域である放射線治療医についても述べたいと思います。

 では早速、「医局」という謎の組織について考えていきましょう。



文字数カウント
はじめに:834


とりあえず、こんなところでしょうかね。
きっと、書いていく途中に内容がかわるので、適宜序章は調整することになりそうです。

いよいよ3冊目が始動した感じですね。どんな本になるか楽しみです!


髙草木

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