第2章 みんな取りたい専門医『中堅放射線治療医が見てきた医局と資格 (仮)』の草案
過去の内容はこちらのマガジンに保管しています。
今日から第2章です。
専門医や学位について考えていきます。
本文はここから。
では、今の研修医の先生たちは、専門医についてどう考えているのでしょうか?
(ここまで前回の続き)
厚生労働省が実施した令和3年度の研修医向けアンケートの結果を見てみましょう。下図に結果を示します。
この結果をみると、専門研修を行うと回答した研修医は、全体の89.3%にも及びます。専門研修を行う研修医の割合は、大学病院でも臨床研修病院でも変わりません。
一方で、専門研修を行う予定がないと回答した研修医は、わずか1.4%です。
このように、非常に多くの研修医が、専門研修を受けることを考えています。専門研修を受けるということは、専門医取得を目指すことだと考えてよいでしょう。
なぜ、実に90%近い研修医が専門医の取得を目指しているのでしょうか。現実問題として、専門医を取得すると、「何かイイコト」があるのでしょうか。
確かに私も専門医を取得しています。そして研修医がおわるときには、「とりあえず専門医だけは取っておこう」と考えていました。たぶん、なんらかの恩恵を期待していたのだと思います。ここからは、私が専門医を取得したことで感じた、専門医のメリットとデメリットについて考えていきますね。
(400字)
累計文字数
はじめに 800
医局と臨床、研究 1600
医局と教育 1200
医局と人事 2400
医局の構成員 800
医局に入る研修医の割合 700
医局のメリット 1800
医局のデメリット、人事 900
医局のデメリット、人間関係など 1300
医局じゃなければ 1500
医局と私 1900
医局のまとめ 200 (医局関連で14300字)
専門医とは 1500
専門医を目指す研修医は90% 400
合計 17000
短いですが区切りがいいのでここまで。
やっぱり専門医は人気ですよね。私も当時、とりあえず専門医を取ろう!と思っていました。
読んでいただきありがとうございました。
髙草木