実演!医学論文の書き方 『相互フォローと積極的なスキの押下を離脱したことによるビュー、スキ、コメントの数の変化』
せっかくなので、『論文書け!って言われても… 若手医師のための医学英語論文の書き方』に沿って、以下の記事の題材を利用して、医学論文風に仕立ててみます。
いわば本の活用法の実演販売です!
うーん、新しい試み。笑
注意点です。
適切な参考文献を探すのは困難なので、私が欲しい参考文献がある体で書いていきます。私の印象だけで書いているので、記事の内容の正確性や正当性を保証するものではありません。
では、早速書いてみましょう。
なお、あみがけ部分が解説で、それ以外が本文です。
タイトル:相互フォローと積極的なスキの押下を離脱したことによるビュー、スキ、コメントの数の変化
Introduction
noteとはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームである。noteはブログに分類される。他のブログと異なるのは、クリエイター同士の交流を活性化するための仕組みがいくつかあることだ。その代表例がスキやコメントである。スキは、読んだ記事に対してワンクリックで好意を伝える機能である。コメントはクリエイターが投稿した記事に対して、別のクリエイターが感想や意見を述べる場である。また、クリエイターは自分の記事がどれだけ表示されたかを示すビューの回数を知ることができる。
ビュー、スキ、コメント数といった指標(noteの3指標)は、継続のモチベーションの維持や促進に一定の影響を与える。特に初学者にとって、徐々にこれらの指標が増えていくことは、noteを続ける上での動機づけのひとつであることが報告されている。noteの3指標を増やす方法として、相互フォローや、クリエイター自身からの積極的なスキやコメントの表出が推奨されている。事実、これらの行動により、noteの3指標の数が増加することが知られている。しかしながら、相互フォローやスキの押下から離脱した場合の、noteの3指標に与える影響はほとんど報告されていない。
今回、私は相互フォローや積極的なスキの押下から離脱した。これらの離脱によってnoteの3指標は減少することが予想された。今回の研究の目的は、相互フォローや積極的なスキの押下からの離脱が、noteの3指標に与える影響を検証することである。
Materials and Methods
対象
対象は2024年6月11日から、2024年7月30日までの私のnoteのデータとした。そのうち6月11日から7月2日までは相互フォローと積極的なスキの押下を行っていた(対象群)。7月3日以降は相互フォローと積極的なスキの押下を終了した。7月3日から7月30日までの4週間を相互フォロー離脱群とした。
評価項目
対象群、相互フォロー離脱群における、ビュー、スキ、コメントの数をnoteのダッシュボード内の「アクセス状況」のデータを用いて集計した。データは7月30日の19時に集計した。各群におけるnoteの3指標の平均値と標準偏差を算出した。
統計学的解析
各群における指標を、マンホイットニーのUテストを用いて検証した。有意水準をp < 0.05とした。統計学的解析はSTATA software(version 17.0,アメリカ合衆国,テキサス州)を用いて実施した。
Results
ビュー数
各群におけるnoteの3指標を表1にまとめた。
対象群、相互フォロー離脱群における、ビュー数をFigure1.に示す。対象群、相互フォロー離脱群における、ビュー数の平均値±標準偏差はそれぞれ5051±842、4672±766であった (p=0.56)。
スキ数
対象群、相互フォロー離脱群における、スキ数をFigure2.に示す。対象群、相互フォロー離脱群における、スキ数の平均値±標準偏差はそれぞれ705±101、480±76であった (p=0.04)。
コメント数
対象群、相互フォロー離脱群における、コメント数をFigure3.に示す。対象群、相互フォロー離脱群における、コメント数の平均値±標準偏差はそれぞれ57±16、70±11であった (p=0.25)。
(Figureはありません。無料版ChatGPTではもう明日まで作ってくれないんですって。みなさんの脳内で補完してください)
Discussion
相互フォローおよび積極的なスキの押下の離脱がnoteの3指標に与える影響を検討した。この研究では離脱によって、スキ数が優位に低下することが示された。我々が知りうる限り、これらの離脱による影響を検証した研究はなく、世界で初めての報告だ。
一般にnoteはストック型のプラットフォームであるとされる。そのため、毎日投稿をする場合、記事数が日々ストックされることで、ビューやスキ、コメント数は経時的な増加が期待される。しかし、今回の検討では、相互フォローおよび積極的なスキの押下を終了後でのビュー数は有意差はないものの低下した。また、スキ数は有意に減少した。相互フォロー離脱とともに、積極的なスキの押下を終了したことが原因と考えられる。フォロワー数は今回解析していないが離脱後に増加はしているため、特に積極的なスキの押下が自身のビューやスキを増加させる可能性が示唆された。
コメント数は有意ではないものの、相互フォローや積極的なスキの押下を終了した後の平均値は終了する前より高かった。これは相互フォローや積極的なスキの押下を離脱以降、他のクリエイターと活発にコメントしあうような深い関係性を築きつつあることが影響している可能性がある。相互フォローや積極的なスキの押下を離脱し、読む記事を限定することが、こうした深い関係性を築く要因であると考えられる。
今回の検討には限界がいくつかある。観察対象が少ないこと、7月2日の前後を比較する際には、後半の期間で累積記事数が多くなるため直接的に数字の比較ができないことだ。それにも関わらず、後半ではスキ数は有意に減少していた。また、記事の質も一定ではないことも結果に影響を及ぼしたかもしれない。相互フォロー離脱の影響を検証するためには、時期や記事などの条件をそろえる必要がある。
Conclusion
相互フォローやスキの積極的な押下からの離脱がnoteの各指標に与える影響を検討した。スキの数を増やそうとするなら、相互フォローやスキの積極的な押下が有効かもしれない。
いかがでしょうか?
こんな感じで、医学と全然関係なくても医学論文っぽく書くことが可能です。
あとはこれをDeepLに放り込んで、英文校正に回せば英語論文のできあがり!
なんだか書けそうな感じがしませんか?
そう、拙著があればね!
今回は検証する内容が少なかったので、分量不足感があります。
また、参考文献もないため、考察が貧弱です。
この文章をWordに貼り付けてみたら100行程度でした。
だいたい150行くらいあれば、論文としては悪くない分量です。
実際の研究ならば、まだ書くことがあるはずなので、分量不足の心配はなさそうです。
こんな内容が本では詳しく書かれていますよ!
ほら、読んでみたくないですか??
結局宣伝になってしまいましたね。
私なりには、この実演販売の記事はよく書けたと思うんだよなぁ
本のどこかに「具体例です」とか書いてリンクを挿入しようかな…?
髙草木