私の本 『若手医師のための医学英語論文の書き方』 が日本放射線腫瘍学会で紹介されました
私の本が学会で紹介されました!「学会で紹介された」となると、なんだかとても権威がありそうですよね。
2024/11/21-23に、パシフィコ横浜で日本放射線腫瘍学会 第37回学術大会が開催されました。最終日に「論文を書こう!」というプログラムがあり、その中で参考文献として私の本を紹介いただきました。ちなみに、「学会に行ってくる」と言った場合は、通常はこの学術大会を指します。
さて、その発表ですが、私も会場にいました。このスライドが出たときは、嬉しいやら恥ずかしいやら。他の2冊に比べると、私の本の気合いの入らなさが引き立ちます笑。
ただ、発表の先生は、「この本の中では(私の本が)一番おすすめ。まさに若い先生が論文を書くために、ドンピシャだと思います」とおっしゃっていました。
なんとありがたいことでしょうか!
一応、種明かしをしておきます。ないと思いますが、後で指摘されてアレコレ言われるのも困ってしまうので…。
この発表をなさったのは、群馬大学腫瘍放射線学の尾池貴洋先生です。私と同じ群馬医学の医局の先生で、私が初めて論文を書いたときに大変お世話になった先生です。私の論文の書き方は尾池先生に教わりました。そのことは私の本の最後、謝辞にも記載しています。
「なーんだ、ただの身内の宣伝じゃん」と思われるかもしれませんよね。しかし、医局などの身内での勉強会ならまだしも、学会での発表は公の場です。その発表は、全国の放射線治療に関わる全ての職種の人が聞いている可能性があります。発表者は自分の発表に対して責任を負います。
ですから、学会発表の場で宣伝をすることはありません。通常は。いや、ないはずです。少なくとも私や私の周囲の人は、尾池先生も含めて、宣伝を目的にはしている人はいませんでした。学会は、自らの研究発表や、今回の講演のように知識を共有する場です。その名が示すとおり「学術大会」ですから。
あんまり書きすぎると、今度は自分の本の価値を過剰に持ち上げることになりそうなので、そろそろやめておきます。が、この発表が私の宣伝目的で行われたのではない、ということをご理解頂けたら幸いです。
なぜか釈明のようになってきましたね。それなら、この記事自体書かなければいいのに、とも思いました。でも書いてしまったから仕方ない。「自己顕示欲と承認欲求が抑えきれなかったんだな」と言われたら、そのつもりはなくても否定し難いなぁ、と書きながら思う次第です。
記事の着地点が見えなくなってきました。要は、紹介されて、褒めてもらって嬉しかったということです。そして、本の広告が打ちたかったということです。「学会で紹介された」というフレーズが使えそうだなーと。
読んでいただきありがとうございました。
髙草木