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yokoichi
魚にストレスのない給餌方法を考える。
イノカチームでは、
「毎週一人一つ、海外の生物にかかわるニュースを調べて発表する」ということをしています。
その中に、
「ケージダイビングがサメの活動量を増やしている」
という論文がありました。
ケージダイビングとは、サメが泳ぐ海の檻の中に入って、サメが自分に向かって襲いかかってくるというスリリングな状況を楽しむ、人気のマリンアクティビティです。
この論文では、そんなケージダイビングが、サメに与える影響に関して調査し発表しています。
論文によると、ケージダイビング中、サメの活動量が普段よりも60パーセントも増しているそうです。
人を見て、食料だとおもって興奮し、活発になるのでしょうね。
しかし、このときサメは、エネルギーを普段より使うにも関わらず、まったく食料が得られないのです。
普段より、圧倒的にエネルギーを浪費してしまうということで、サメの生態に影響を及ぼすのではないかと指摘されています。
そして、この記事を読んで思ったのが、アクアリウムの魚たちも同じなんじゃないかということ。
水槽の前に立ったとき、魚が餌を欲しがって大暴れするんですが、実はこれ、彼らにとってはかなりストレスなのかなあと。
人間に例えると、新幹線に乗っていて、
空腹だけど自分で食べ物を買いに行く手段はなくて、
車内販売員も気が向いた時しか止まってくれない・・
みたいな。違うか。笑
水槽内からは外の様子が見えないようにしてあげたり、
自分が食べたいと思った瞬間に食べれる給餌機を開発してあげるなど、
もっと魚にストレスを与えない給餌方法があれば、
彼らの寿命を伸ばしたり、効率よく色揚げする方法にもつながりそうですね。