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vol.1 変わりたい。でも何から?──本が導いた最初の一歩


変化への衝動

30代も後半に差し掛かり、日々の忙しさに追われながらも、ふとした瞬間に「このままでいいのだろうか?」という漠然とした疑問が湧いてきました。
家庭を持ち、仕事ではチームリーダーを任されているものの、どこか物足りない感覚がありました。自分が目指すべきものが曖昧で、ただ毎日をこなしているだけのような日々。このままで満足していいのかという焦燥感が、心の片隅で静かに膨らんでいた…

そんなある日、会議の場で「もっと効率的にできるのに、どうして誰も動かないんだろう?」と強い違和感を覚えました。他の人が当たり前に受け入れている無駄な時間や手間。それが、自分には耐えられないものに感じられたのです。この感覚が、変化への衝動を次第に強くしていきました。

きっかけとなった「40歳定年」の考え方

そんな折、Voicyでフォローしていたワーママはるさんが新しく出版した本が目に留まりました。彼女は家庭と仕事を両立しながらも、会社やキャリアに対して独自の視点で語る姿が印象的な方。
その本が 『ワーママはるのライフシフト習慣術』 でした。キャリアや働き方にモヤモヤを抱えていた私は、迷わず手に取りました。

本書で出会った「40歳定年」という考え方は、私にとって衝撃的でした。そこには、40歳を一つの区切りとして、自分のキャリアを見直し、新しい未来に向けて軸を作り直すというメッセージが込められていました。

ただ流されるのではなく、主体的にキャリアをデザインする。「40歳定年」という視点は、私の価値観を大きく揺さぶり、同時に明確なゴールを描くヒントを与えてくれたのです。

キャリアの再定義

「40歳定年」という考え方を知ってから、私は自分の仕事への姿勢を見直し始めました。そのタイミングで、上司から「次のステップに進む準備はできている?」と声をかけられたことは、大きな転機となりました。

これまでの私は、上からの指示や命令にただ応えるだけの存在だったかもしれません。ただ、この機会を通じて、「自分は今の役割をどう捉えるべきか?」「次に進むために何が必要か?」を真剣に考えるようになりました。この時、初めて「自分軸で動く」という意識が芽生えたのです。

本書が教えてくれた「キャリアの再定義」という視点が、私を大きく前進させるきっかけになりました。

自分の軸を作るという挑戦

こうして「40歳定年」を目標に掲げたことで、私の中に「自分の軸をどう作るか?」という新たな問いが生まれました。この問いを通じて、「どんな人生を築きたいのか」「どうすれば本当に自分らしいキャリアを実現できるのか」を考えるようになったのです。

そして次に私が手にしたのは、 『どう生きる?ーー人生戦略としての「場所取り」の教科書』 という一冊。ここには「自分軸」を確立するためのヒントが隠されていました。次章では、この本を通じて得た「場所取り」という新しい戦略と、その実践についてお話しします。

参考書籍:『ワーママはるのライフシフト習慣術』尾石 晴(ワーママはる) (著)
https://amzn.to/4fJBopY

つづきはこちら ≫ Vol.2 自分軸を見つける―「場所取り」という戦略


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