やっつけしごと 三

ほんのちょっとしたこと。でもメモしておいたほうが良さそうなこと。

実はゴールデンウイークが明けたら「犯罪被害者の会」みたいなのに参加するつもりで段取りをほぼ整えておいた。
何故かというと「犯罪被害者」になったことで対人関係に少なからず影響が出たから。それが私には結構つらいことだから。

現状、コロナのことがあったり、私の場合はその犯罪所以で引っ越してきたばかりだったりでリアルの人間関係はほぼリセットされている。
だから今のところ八割がたネット上でしか人間と関われない。
そうなってしまったのは自分の責任でしょ？
って責めるのも半分は正しく、半分はそうでもない。
この複雑さを容易には解き明かせないから「犯罪被害者の会」があるのも納得だな。

犯罪被害者になったことで受ける制限は確かに存在する。
私のはそんなたいした制限じゃないじゃん。
って考え方も半分は正しく、半分はそうでもない。

私がつらいのはネット上で「あなたは犯罪被害者なんだから気をつけないといけないよ」と頻繁に指摘されること。
ならネットやめればいいんじゃないの？
って冷静で合理的な提案も半分は正しく、半分はそうでもない。

ほかの人が他愛なくやってることを私は気をつけてやらなきゃいけない。
これだけでも日常に不要な緊張感がうっすら漂うのに、他人から「だめだめ！もっと気をつけないと！」と逐一チェックが入ると、正直かなり傷つきます。怖いです。

ネット上の人間関係ほど完璧を求められるところはない。
と思ったし、なんか私って一部の方々にとっては「ネット上で絡む相手」じゃなくて「犯罪被害者なんだから気をつけていなきゃいけない人、気をつけてあげなきゃいけない人」になってしまったんだなあと、とてもみじめ。これだと対等ではないし。
それこそ被害者意識を持ってしまってなんだかいつもビクビクピリピリしてなきゃいけない。
ストレスでないわけがないし、やめるべきならやめるしかないけど、その前にリアルで話し合える場があるならそこを活用してからでも遅くはない、と判断した。

でも、たぶん私は間違ってた。

だんだん「ダメ」の内容が「身バレするから気をつけないと」じゃなくなってきた。
単純に距離感の問題のようだ。
ごっちゃにしたのはあちらか私かはまだわからない。
でも疲労は倍増。五倍ぐらいに。

私はいつだかも書いたけど身バレは怖くないし、どんなに注意しても起きるときは起きてしまうと思っているから、画像をアップするにしても当然ながら自己責任と自覚して載せて(もちろん他人の情報を巻きこんでいないかは気をつける。常識なので)、もう自由にやらせてほしいんです。
また咎められるのかなって悩んでは消すことをいつまでも繰り返したくない。
ほんと、くだらないことだと思う。
でもそのくだらないことをやれるのが自由なんだよ。
くだらないことをやれない(やらないのではなく、やれない)状態は異常なんじゃないかなあ。

と思ったから「犯罪被害者の会」みたいなのに出てみようとしたんだけど、どうも間違ってたみたいだ。

幸か不幸かそれとは別にカウンセリング先を一つ増やしておいたから、悩みの行き先は確保できている。
両方に出るか片方でまとまるならそれだけにしておくかは未確定。
コロナで利用不可能になることも想定しておかないとならない。



でもなあ。もう疲れたなあ。
戦い疲れた。
けど疲れたままでは正常な感覚をなくすから、行くべきとこに行かなれけばならない。
こういうことをしてると求められる水準がどんどん上がってくるのもわかる。
みんな暇じゃないんだしそんなにあんたのこと興味ないよってのもわかる。
それも半分ぐらい正しくて、半分はそうでもない。

何であれ誰かの満足感の道具になるのは、もう疲れたよ。

「犯罪被害者」とか「うまくやれてない人間」とか、そういう属性をエサにしないでほしい。
あなたはわざわざそんなことしなくても充分に優れてるよ。
それに気づくほうがお互いのためだと思うけど、誰かを助けるときって気持ちいいんだよね。それもわかる。

わかります、私に非があります、心配してくれてありがとうございます。
って言い続けるの、もうやめたい。
やめたい。