たかこ先生のレッスン徒然日記vol.8
ショパンコンクールが終わりました。
あれだけの才能が集結したコンクール、
そこに順位がついてしまうことにチクッと胸が痛みました。
どのピアニストたちも素晴らしかった。
それでも!
まだこれからの若者たちです(若者らしくない貫禄の方たちもいましたが・笑)。
彼らのこれからの活躍と成長を楽しみに見ていきたい、聴いていきたいと思います。
と、そんなこんなで久し振りの投稿です。
♪♪♪
字が読めるようになった たかこ先生。
母が読んでくれなければ分からなかった「本」が自分で読める!
パラダイス🌴!!!
すっかり大人の仲間入りした気分でした。
前にも書きましたが、
母はピアノのことに関しては何も言いませんでした。
「時間の管理」これだけをひたすら守り続けていたように思います。
今の時代だと考えられないかもしれませんが、
幼稚園時代から母とレッスンに行った記憶がほとんどありません。ひとりで通ってました。
レッスン成り立ってたんでしょうか😅
独立心は旺盛で、なんでも一人でやってみたいと思うところはあったようです。
おかげで何度も失敗しましたし、怖い思いをしてこっぴどく怒られることもしばしば。
それでも立ち向かうタイプの子どもでした。
一つ失敗談を。
2歳の時に住んでいた家の外はちょっとした広場で、ある日、その広場に三輪車があり乗ってしまいました。
ここで注釈を。
2歳で三輪車?と思われるかもしれませんが、
たかこ先生、生まれた時すでに4000gあった超巨大な赤ちゃんでした。
生まれてからもそのまま成長して、普通の2歳児よりはかなり大きい子供でした。
三輪車に乗れてしまったのです。
自分の足で歩くより遥かに速く、
遥かに自由に動ける乗り物で
広場の外へと突き進みます。
そこは車も通る道路で、道の脇にはどぶ川が流れていました。
おそらく生まれて初めての冒険だったと思います。
ぐんぐんと突き進み、そのままどぶ川に転落、身動き取れず。
大人たちの悲鳴だけが頭の中をグルグル。。
記憶に残る最初の失敗です😅
こんな子供でしたので、母もいろいろ考えながら作戦を練っていたのだろうな、と思います。
前に「100回弾いたら練習終わって良い」と言われ、100まで数えられずというお話をしましたが、
おかげで、100までは数えられなくても、10までを10回繰り返せばその数になるとだけは教えてもらい、100という概念はなんとなく理解できるようになっていました。
しかし、、、
本当に100回弾くことを想像してみてください。
子供の弾く曲は大概見開き2ページ程度、
そんな短い曲を100回聴かされる家族の方が1日でKOされます。
母もそれにはすぐに気が付きました。
100回は現実的でも理想的でもなく、本人にとっても家族にとっても苦行にしかなりませんでした。
そして、母はある日次の作戦に転じます。
「練習時間は1時間」
そう言い放ち、ピアノの上に時計を置きました。
「はい!」
たかこ先生、答えてピアノを弾き始めます。
長針と短針が動く時計。
それを眺めているうちに気が付きました。。
とけいの よみかたが わからない。。
1時間って、どのくらいなのーーーっ!!!
字が読めてすっかり大人になった気分だったのに、奈落の底に突き落とされました(笑)
ピアノ人生はまだ始まったばかり。。
知らないことがたくさんです(続く)
写真はあれやこれややってた幼稚園時代のたかこ先生です😊
お読みいただきましてありがとうございます。
マイペースで更新していきます。
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