木村貴輝
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バンド「IDELS」について。「パンク」について。
IDELSというバンドをご存知でしょうか。 イギリス生まれのポストパンク、オルタナティブバンドです。 歌詞の内容は、メディアの洗脳、政府の政策の欺瞞に怒り、社会制度の不平等を告発する。そして亡き母に愛を捧げ、移民との連帯を訴える。という内容が主です。 私が考えるパンクとは、2つの意味を持ちます。 一つめは、サウンド、ファッションとしての「パンク」です。 誰しもがイメージできるような、尖った攻撃的なサウンド、ファッションは鋲や革ジャンなどの攻撃的なものとしての「パンク」。 二つめは、イデオロギー、哲学的な意味での「パンク」です。 パンクのイデオロギーは多くの場合、個人の自由と反体制的視点に関係していると言われています。 IDELSはこの二つの要素がしっかり詰まった正真正銘のパンクバンドだと私は思います。 現代社会において、SNSの普及により「個人の自由」「反体制的活動」がやりやすくなっているのは周知の事実だと思います。 また、創業支援も充実してきており企業する人も明らかに増えていますね。 前述とは少しずれますが IDLESがグラストンベリーという世界最高峰のフェスでライブ(表現)をし、観客が声をあげ盛り上がっているこの動画をみるとこみ上げてくるものがあります。泣きそうになります。 マイノリティ(少数派)であるはずのパンクバンドがマジョリティ(多数派)となっている。 これがどれだけ凄いことか、僕には想像もできないくらいです。 つまり偉大だということです。 この動画の曲のタイトルである「Danny Nedelko」とは 彼らの友達でウクライナ移民のDanny Nedelkoのことである 。歌詞中に「俺の兄弟分は移民、美しい移民」とある。 友人の名前を歌詞にするあたり、本当にかっこいい。 リスペクトする友人が居てその人の名前を曲名や歌詞に書き、大衆の前で歌う。そんな彼らの生き様に感銘を受けずにはいられません。 IDELS 是非一度ご賞味あれ
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