うまいこと言う

うまいこと言う病と勝手に名付けている。目の前で起こったことに人知れず感動したとき、誰かに伝えたくなる情が湧く。友人にその話をする。いまいち伝わらない。くじけずに、ほかの人にもトライする。そうしていくうちにコツみたいなものを掴むことがある。そういう順番が良いんじゃないかと思っていて。伝わる言葉にいきなりできる人は、いきなり広く伝えようとする。それをうまいこと言う病と呼んでいる。他人をむやみに動かすべきなんだろうか。うまいこと言えている人への僻みがないわけではない。人と人との間を確かめたくて、人っていうのは誰のことを指すのだろう。うまいこと言ったときに報われるのは誰。個別性に向き合える社会にしたいな。

追記
要は、この「うまいこと言えなさ」に向き合うことが大切なのではないか、と言いたいのだと思います。