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【転職体験記】日本就職を叶えたはんだごて職人@韓国

Xin Cao (^^♪
外国籍エンジニア専門アドバイザーのKenです。私は普段ホーチミンで外国人エンジニアの就職支援をしています。この仕事をして2年以上がたちましたがその中でも象徴的なエピソードを自分の備忘録としてnoteで公開していこうと思います^^

今回紹介するのは韓国人エンジニアさんPさんのお話です。
彼は昨年就職活動をして内定を獲得し、レジデンストラック制度で日本に来ることができました88888

簡単に状況を箇条書きで
・韓国人、20代中盤
・3年生専門額卒業見込み、情報系
・韓国での職歴5年、電気回路修理
・日本語N2、日本での就労経験なし

いわゆる日本の工業高校を卒業し、電気回路の調査やはんだつけの仕事を5年くらい頑張ってきたわけなのですが、正直これだけのスペックだと一般的に日本企業にエンジニア就職することは簡単ではなかったわけです。日本企業で公開されている求人のほとんどが機械設計やら電気設計、ITエンジニアの求人になるのですが、これらの求人に関連する4年制大学の専門を学んでいない彼にとって日本就職を一人でやるのは、タケシのイワークにトランセルで突っ込むようなものです。

彼と初めてお話した時の印象はこんな感じでした。この子を紹介するのは難しいなと。
しかし、彼には光ものがあったわけです。それが5年間ずっと仕事にしていたはんだ付けでした。彼の職務経歴書を見ると、1つの企業で5年間。もくもくと。もくもくと。
ただはんだ付けの仕事が都合よくあるように、甘くはないわけで、やみくもに推薦しても、時間の無駄、攻略本なしに隠しアイテムを探しているようなものですが、

振り返ればキャリアアドバイザーの介在価値はここにあったのだと。

公開求人の中に、とあるメーカーがあり電装設計・電気設計の募集求人がありました。これは以前採用の支援をしたときに、該当ポジションで打診をした求職者が別求人でオファーをもらったことがありました。その子は、専門卒で該当求人での経験がなく、日本語と人柄で採用を勝ち取りました。

というわけで、私はこの会社ならおそらくこの経験が生かせるポジションが空いてくれるだろうと、期待し彼にも素直に伝え勝負することにしました。結果彼の求人票をみた先方が、調査部門で彼の経験を活かしたいということで採用に至りました。

今回はお互いに非常に満足していただいたのですがポイントは②つです。
・継続的に支援をしている企業様であり、ニーズを想定できた
・彼の経験的な強み可の能性を発掘できた

キャリアアドバイザーをしていると、難しい候補者には目をそらしたくなる・・・特に外国籍エンジニアの採用は変数も日本人より多く難しいケースもありますが、このようなパズルがはまった採用事例は素直にうれしいなと思います。

採用活動をしていて、いくらたくさんの人材会社から営業を受けてもうまくはまらないということはよくありますね。時間だけがかかって。。。
うまく人材会社を活用するコツがあるとするならば、根気のよい人材会社を見極めてお付き合いすることで、紹介会社を育てて、いい候補者が推薦されやすくなるのかなと。

ではまた次の機会に・・








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