かかりつけ薬局について調べてみた
8月から、かかりつけ薬局の認定が始まるようです。
正確には地域連携薬局というのを都道府県が認定します。
もともと2016年から健康サポート薬局というのがありました。ここでは患者さんに対して、健康に関する相談、OTC薬品の相談など、地域の患者さんの健康をサポートする薬局でした。
今回、地域連携薬局というのが、入退院時の医療機関への情報提供、在宅医療への対応など、一歩踏み込んだ内容になっています。
薬局に患者さんが相談できる設備、地域の他の医療機関との連携、他の医療機関への情報の提供など、色々な要件をクリアしなければなりません。
患者からすると、このような基準をクリアした薬局にかかりつけ薬剤師を持っておけば、自分の健康を総合的にみてもらえる人ができて、とても安心できます。
病院の門前で薬をもらっていた習慣が変わるかもしれませんし、色々な薬をもらっていたものを、ある程度まとめることができるかもしれません。
たぶん、このようなかかりつけ薬剤師は、高齢な人ほど大事になってきます。
高齢になるほど薬の種類も増えてきますし、在宅で医療を受ける人は、一人かかりつけ薬剤師がいてくれると、とても助かると思います。
一方で、地域連携薬局の認定を受けるには、24時間対応などの薬剤師を置く必要があって、大手の薬局ではないと対応が難しいのかなと思います。
便利にはなりますが、薬局の方は色々な業務が増えてくるので、どのような流れになっていくか、今後の動向に注目したいですね。