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よそのお宅に伺って、靴を脱げますか?

ブーツの季節、足のにおいが気になりますよね。

□ 仕事のできる男は足元が違う
□ 靴を長持ちさせるには
□ よそのお宅で靴を脱げますか
□ もっとも簡単な靴の手入れ法 

仕事のできる男は足元が誓う

前回は、我が家に来た不動産会社のセールスマンで、靴をきれいに手入れをしているセールスマンは仕事ができて、靴を大事にしないセールスマンとの違いについてお話ししました。

これは一つの例で、「足元を見られる」とか「おしゃれは足元から」と言うように足元でその人の人間性を判断される可能性が強いです。
どんなに良いスーツを着ていても、靴が汚れていたら台無しですよね。

靴を長持ちさせるには

今回も前回の靴を長持ちさせる基本的なことの続きです。

靴を長持ちさせるには3足の靴を毎日履き替える、というお話をしましたが、これは靴を長持ちさせるだけではなく、足の衛生面からいっても大事なことです。

足の裏は体の中で一番汗をかきやすい場所で、一日にコップ一杯分(100㏄)の汗をかくと言われていますが、その汗が蒸発するのに約2日かかると言われています。
靴のためより、蒸発しきれてない靴を毎日履くことを考えてみてください。その方がよっぽど気持ち悪いですよね。

家に帰って、靴を脱いですぐに靴箱にしまうのもNGです。
靴の中の汗がある程度蒸発するまで仕舞わないで、できれば一日置いてからしまうことをおススメします。
そうしないと靴箱の中で蒸発することになります。
これもやはりイヤですよね。

できれば、しまう前に抗菌防臭剤をスプレーしてシューキーパーを入れて 仕舞うことがおススメです。

シューキーパーは木製(シューツリー)がいいですね。
それもソール側が塗装されていないものの方が水分を吸収してくれるので良いと思います。

シワを伸ばして形を整えるには、プラスチック製のものでも良いですがサイズ調整ができるものを選んでください。
スプリング性の物もNGです。甲部分を持ち上げてしまうので伸びてしまう可能性があります。

あっ、そうそう、雨などでぬれた靴はそのまま放置したらダメですよ。
型崩れを防ぐために、靴の中に新聞紙をまるめて詰め込んでください。
新聞のインクが付くのが心配な場合は新聞を薄紙で包んだ方がいいですね。

靴の底が革の場合は割りばしなどを二本敷いた上に靴を置くと空間ができてソールも乾きやすくなります。

新聞が水分をすい取ったらシューキーパーに変えてください。
シューキーパを入れる前に、斜めに立てて置くのもNGです。
シューキーパーを入れずに、立てて置くのは型崩れの原因です。


よそのお宅で靴を脱げますか

これからはブーツの季節ですね。
よそのお宅に行ったときに靴を脱ぐのが気になりますよね。
特に女性はそうでしょうね。

足の臭いをできるだけなくすには、靴の中のできるだけ清潔に保つ必要があります。

「では、どうするの?」ってことですが・・・・・

まず、毎日同じ靴を履かないことです。 「長持ちと同じじゃん!」
そうなんです。
靴の中をつねに乾燥した状態にしておけば臭いは防げます。
でも、そう何足もブーツは持っていませんよね。

毎日ドライヤーで乾かすわけにもいかないので、少しでも汗の量を減らすとか、できるだけ早く乾燥させるために、一日中履いていないで、会社では別の靴に履き替えるとか、家で脱いだ時に靴用の乾燥材を入れておくとか。

特に効果的なのは消臭用のインソールを使用することですね。
インソールが汗をすい取ってくれるので、かなり効果があります。
そして、靴の代わりにインソールを毎日交換して乾かすようにすればさらに効果的です。
インソールはたまに洗っておくと衛生的にもいいですよね。
携帯用の消臭スプレーを用意して足に直接吹きかけるのも有効です。

これで「足のにおいも心配しないで靴をぬげまーす!」

それより、まず毎日足を清潔に保っておくことが前提ですね (笑)


もっとも簡単な靴の手入れ法

本格的なお手入れは結構めんどうなものですね。
前にも女性のお化粧と同じだとお話ししましたが、本格的なお手入れはまた詳しく投稿しますので、今回は簡単な方法です。

いくつか方法はありますが、靴(革)を傷めないで手入れをする方法です。
この革を傷めないで、というのが大事です。

履く前に防水スプレーをしておく。
これは、ほこりや汚れから靴を守るためです。
急な雨からも靴を守ります。
雨は靴の大敵です、ぬれた革は細胞がくずれて型崩れの原因になります。
防水スプレーは完全に乾かないと効果が出ませんので気をつけてください。

脱いだらブラッシング。
空気中の水分と一緒に汚れやほこりが革の中に取り込まれます。
ブラッシングでなくても柔らかい布でかるく拭くだけでも違います。
スエードのような起毛革は特に一日履くと毛足の中にほこりが溜まりますので、履き終わった後のブラッシングは必須です。

毎日やるのが面倒な方は1週間に一度でもかなり違います。

スポンジタイプの艶出しでひと拭き
ハンズやロフトの靴の手入れ用品売り場にスポンジタイプの艶出しが売っています。これは、ほとんどがシリコンで革の表面にシリコンの被膜を作ってツヤを出します。
ひと拭きしたらこすらずにそのまま乾くのを待てばきれいなツヤがでて、革も痛めません。

スプレータイプでシュー!
艶出しスプレーにはいくつか種類があり、注意が必要です。
スプレーした後でから拭きをするタイプなら大丈夫ですが、スプレーしただけでツヤが出るタイプはNGです。
これは、艶出しのための溶剤が入っているため、通常のクリーナーでは落とせないため革が呼吸できず、重ねて使用するとガビガビになってしまいます。

靴用クリーナーでの手入れ
靴クリームを使わずクリーナーだけで手入れをするだけでも、革に必要な栄養分を与えることができます。
クリーナーの中には汚れを落とす成分と適度な水分や油分が含まれているので、靴をきれいにして革本来の自然なツヤを保つことはできます。

ただし、今回紹介した方法は全て色がつかないので、色をおぎなうことができません。補色をしてあげないと革は色ハゲをしてくるので、色のついた靴クリームで、たまには本格的なお手入れをしてあげることは必要です。

次回は本格的なお手入れの説明です。
お楽しみに。

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