人生初の右サイドバック。レイソルの瀬川祐輔が開いた新境地と、示した洞察力とプロフェッショナルとしての信念。
「やったことがないということを差し引いても、普通のサイドバックだったと思います」。
J2第30節、柏レイソルはホームでアルビレックス新潟と対戦。結果は1–1のドローと、連勝は11でストップをしたが、この試合で攻守に渡って存在感を発揮したのがレイソルのFW瀬川祐輔だった。
前半はいつもと同じ左サイドハーフでスタメン出場し、攻守におけるハードワークを見せていたが、ハーフタイムを終え、ピッチに戻ってくると、右サイドバックにポジションを移していた。
「ハーフタイムにベンチに戻ってきたときにネルシーニョ監督から『右サイドバックできるか?』といきなり言われて…。右サイドはハーフをすることはあっても、右サイドバックなんてこれまで一度もやったことがなかった。でも、そこで『いや、無理です』なんて言えないじゃないですか(笑)。全く未知の領域でしたが、『やってみたら面白いかも』とポジティブに捉えました」。
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