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「サガン鳥栖に伝えたい。俺もいるぞ!と」。中京大FW秀島悠太の原動力は幼なじみの松岡大起から受ける刺激と、愛するクラブへの自己主張
3月1日から5日まで行われたデンソーチャレンジカップ福島2022のプレーオフ、そして9日から始まった本戦で、元サガン鳥栖U-18戦士が大きく躍動を見せている。
東海選抜の元気印のFW秀島悠太は左右のサイドハーフ、そしてFWと複数のポジションで得意の強度の高いドリブルと積極的なシュート、そして体を張ったキープ力を駆使して前線でキーマンとなっている。
秀島と言えば、ピンと来るサガン鳥栖サポーターの人もいるかもしれない。
2019年の高円宮杯プレミアリーグ参入決定戦。
ベガルタ仙台ユースを相手に0-1のビハインドで迎えた後半アディショナルタイム。もう後がない展開で秀島の左サイドからのクロスを永田倖大が折り返し、最後は松岡大起が起死回生の同点弾を叩き出した。
そして延長前半3分には秀島が左サイドからカットインを仕掛けて右足の強烈なシュートを突き刺し、劇的な逆転勝利とプレミアリーグ初昇格に導いた。
まさにサガン鳥栖U-18の歴史の扉を開いた立役者は今、東海大学リーグ1部の中京大でプレーをしている。
「自分の選択は間違いではなかったと思います」。
今、彼は自分の選択に対する答えをプレーで存分に表現をしている。
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