遠藤渓太の人生を変えた2015年夏ー。ニューヒーローはタイトルに向けて走り出す!
10月27日、埼玉スタジアムにてルヴァンカップ決勝が行われる。
ファイナリストとなったのは、横浜Fマリノスと湘南ベルマーレの神奈川勢。『神奈川ダービー』の決勝となり、盛り上がりを見せる中、一足先に個人賞を受賞した選手がいる。
マリノスの若きアタッカー・遠藤渓太だ。スピードと切れ味抜群のドリブル突破で、サイドを活性化させるマリノスの11番は、今大会の活躍が認められ、ニューヒーロー賞を手にした。
この賞は23歳以下の若手選手で、予選リーグから準決勝を通じて、最も活躍が顕著だった選手に贈られるもので、我々プレス投票で決まる。遠藤は実に23人目のニューヒーローとなった。
過去、この受賞者は日本代表に選ばれることが大半で、初代の名波浩(現・ジュビロ磐田監督)を始め、高原直泰、鈴木隆行、坪井慶介、長谷部誠、原口元気、宇佐美貴史らここからさらにステップアップをしている。昨年はベガルタ仙台の西村拓真が受賞し、今季途中からCSKAモスクワへ移籍をして行った。
遠藤がニューヒーロー賞を受賞したと聞いて、喜びと共に彼がまさに運命を左右するチャンスを掴んでからこれまでを思い浮かべてみた。
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