鹿島アントラーズ内定・昌平高MF須藤直輝の胸の内。プロか進学か、葛藤の中で得た気付きと常勝軍団に入る覚悟。
9月30日、昌平高校のMF須藤直輝と小川優介の2人の来季、鹿島アントラーズ入り内定が発表された。
2人に共通しているのは両足のボールタッチを苦なくこなし、ヘッドアップをした状態でボールを受けてパスやドリブルを的確に繰り出せるところ。
逆に異なる点は須藤はフィニッシャーとしての質が高く、FW、トップ下、サイドどこからでも仕掛けることができ、最終ラインのブレイクをするためのドリブルとラストパス、そしてシュートを賢く選択できるタイプ。鹿島で言うと、トップ下、両サイドハーフをこなせる力を持つ。
小川は中盤の底から『剥がすドリブル』をすることができる。独特の間合いと相手を見る目を持ち、ナチュラルな姿勢でボールを受けて、相手の出方を伺ったり誘い込んでからドリブルなのかパスなのか、ドリブルからのパスなのかを選択できる。鹿島で言うとダブルボランチの一角だが、中学時代はサイドハーフも経験しており、彼をサイドに置くことで新たな起点、リズムを作り出せる可能性もある。
前置きが長くなったが、ここでは須藤、小川両名のインタビューを掲載したいと思う。
まずは須藤から。彼はNumberWeb連載コラムで書いたように、ギリギリまでプロか大学進学かを悩んでいた。プロからはJ1の2チームから制式オファーをもらい、8月に施設見学をしてからプロ入りをする覚悟を固めた。インタビューはその葛藤の日々への思いからスタートする。
小川優介編はこちら。
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