フロンターレ内定の橘田健人がぶつかった大きな葛藤。「お前はお前だ」。背中を押した中村憲剛の言葉。

川崎フロンターレ入りが内定している桐蔭横浜大学のMF橘田健人。

6月5日に内定発表をしてから、関東大学リーグ1部でチームを牽引し続けている彼は、今何を思い、どう過ごしているのか－。

1月の全国大会出場権をかけたアミノバイタルカップ準々決勝。

勝てば全国が決まる一戦で流通経済大と激突するも、チームは１−２の敗戦。この試合で橘田のプレーは若干精彩を欠いているように見えた。

ボールを受ければ正確なボールタッチとアジリティー、そしてパスの精度の高さを見せるが、どこか大胆さがなかった。

昨年の彼であれば、チャンスと見たらドリブルで一気にゴール前に迫ったり、食いつかせておいてから絶妙なタイミングでパスを出して、相手の意表を突くなど、攻撃にダイナミズムを生み出していた。

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