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シンデレラストーリーでもない、劇場のヒーローでもない。早川史哉は早川史哉の人生を力強く歩くー。
11月12日、アルビレックス新潟からあるニュースが届いた。
2016年4月に急性白血病を発症した早川史哉は、翌2017年1月から長きに渡り選手契約を凍結していたが、この日その凍結を解除するリリースがなされた。
これで彼は再びアルビレックスの一員となった―。
「最近はやれることが増えて来た実感があるんです」。
今年10月に彼と話をしたとき、こう笑顔を見せていた。だが、その手応え以上に決して簡単では行かないことも覚悟していた。
「…でも、まだ波はあるんです。『あ、今日はうまく行っているな』と思っても、別の日のトレーニングでは『あれ?身体が動かない』というときもある…。気温もそうだし、要因はいろいろあると思うのですが、『今日は出来るな』と思うこともあれば、次の時になると『やっぱり動かない』とか『疲れやすいな』と思う時がある。間違いなく出せる強度と動ける時間は増えて来ているけど…」。
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