レノファ山口から旧友が待つ川崎フロンターレへ。GK藤嶋栄介が語る谷口彰悟と車屋紳太郎への想い。
年が明け、1月8日。レノファ山口からGK藤嶋栄介の川崎フロンターレ期限付き移籍が発表された。昨年の段階ですでにレノファ山口と2019年シーズンもプレーをする契約を結んでいただけに、この移籍は大きな驚きもあっただろう。
フロンターレにはGKチョン・ソンリョンという不動の守護神がいる中、そこに新たな戦力として加わった藤嶋は、熊本県出身で『公立の雄』として有名な名門・大津高校出身。
大津高校と言えば、すでにフロンターレで不動の存在となっている谷口彰悟と車屋紳太郎の出身校でもある。
実は谷口と藤嶋は同い年。つまり車屋は1個下の後輩にあたる。3人は大津のレギュラーとして、歴代最高のインターハイベスト4に輝いたチームメイト。中学時代から接点がある3人が、ついにプロの世界で同じチームメイトとなったのだった。
「もう凄く不思議というか、縁を感じますね」。
藤嶋はこの運命に大きな喜びを感じていた。そして、当時を懐かしむように、2人との思い出について語ってくれた―。
「先に話すようになったのは紳太郎の方でした。僕は早生まれだったので、紳太郎の代の県選抜に入っていたんです。あいつが中1で、僕が中2の時に一緒にプレーして、そこから話すようになったんです。
当時から彰悟のことは知っていましたが、あまり接点がなくて。でも中3になって自分たちの代の県選抜に入って、彰悟は夏までは外れていたのですが、秋以降に入って来て、そこで一緒にプレーしました。
それで進路で『俺は大津のスポーツ科に行くけど、彰悟は?』って聞いたら、『俺は普通科で大津に行く』と言ったので、『あ、一緒になるんや』と思っていました」。
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