「MBA 50冊」の使い方
「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」(以下、MBA50冊)を出版したのが昨年4月。有り難いことに好評で、累計8万部を超えました。
読者からのご意見も多くいただきました。
そこで改めて、本書の使い方についてまとめます。
あなたは本を1冊読んだ後、頭にどの程度残っているでしょうか?
米国国立訓練研究所の調査では読書の学習的着率は1割程度だそうです。
MBA50冊はそのエッセンスの部分を噛み砕き、コンパクトに紹介することを狙った1冊です。
ただMBA50冊といえども「1割ルール」からは逃れられません。
50冊のエッセンスの塊を読んで頭に残るのも、やはり1割。
当たり前のことですが、原書を読むのが一番学びになります。
一方で読書は「時間の投資」です。最近「本が読まれなくなった」と言われるのは、多くの人が読書時間の投資対効果を厳しく見るようになったためなのでしょう。
読書時間の投資対効果を上げる近道は、自分に役立つ本に出会うこと。素晴らしい本との出会いは、人生を変えるレベルの影響力があります。
MBA50冊で紹介した本は私にとって「人生の1冊」となった本ばかりです。
1冊読んで1割しか残っていなくても、10冊読めばその10倍。50冊読めば50倍です。
あなたにとっての「人生の1冊」を探すためにも、ご活用いただければと思います。