将来ダンススタジオを経営したい人が、今しなくてはいけないこと
こんにちは、鈴木 隆久です。
最近は、閲覧数も増えてきて、やり甲斐を感じてる今日この頃です。
さて今日は、将来、いつの日かダンススタジオを経営したいと考えている人に向けて、今何をしておくべきかについて書いてみます。
これは、僕がダンススタジオを作ってきた経験を踏まえて、「事前にこれを準備しておくとスムーズに立ち上げができますよ。」といったような内容でいくつかあげてみます。
ダンススタジオと言わず、自身で何かビジネスを始めたい人にとっても参考になるかと思いますので、お付き合いください。
1、地味でも良いから貯金
やはり何か事業を行うには、資金が必要になります。
まず皆さんが行なって欲しいのは、¥1,000ずつでも¥10,000ずつでもなんでも良いので、とにかく少しずつ貯金を積み上げていくという事が望ましいです。
できれば新たな専用の通帳を作って貯金してください。
自分がいざ事業を始めるとなったタイミングでいくら持っているかでも、その後の進め方が大きく変わってきます。
もちろん貯金は、あればあるほど良いです。
これは間違いありません。
但し、絶対というわけでもありません。
ちなみに、ぶっちゃけてしまうと、僕がダンススタジオで独立した時は、貯金ゼロでした。笑
ただ、僕には融資を取り付けるテクニックがあったので、何とか独立できたわけですが、流石に貯金ゼロからだと、めちゃくちゃ苦労しました。
なので、僕のような失敗や後悔をしないよう、皆さんには是非とも小額ずつでも良いので今から貯金を始めて欲しいです。
そして、もしダンススタジオを始めたいのであれば、
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超理想→1000万。
かなり理想→500万。
理想→300万。
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みたいな感じでしょうか。
例えば、
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▶︎ 3年後(36ヶ月)に300万貯めようと思ったら、毎月¥84,000。かなり気合いが必要ですよね。笑
▶︎ 5年後(60ヶ月)→毎月¥50,000。これもしんどいですかねー笑。臨時収入を多めに貯めたりしながら、何とかいけますかね?
▶︎ 10年後(120ヶ月)→毎月¥25,000。毎月¥25,000貯金しても300万貯めるのに10年もかかるんです。笑。だったら気合いで短期間で頑張って貯金した方がいいですよね。
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年齢的にまだ若ければ、10年後に向けて貯金をスタートすれば良いと思います。
でも、30歳くらいとかだと10年も待てないですもんね。やっぱり気合いで短期間で貯めるしかないですよね。貯金は、気合いです。笑
スタジオを出すという夢のために、しばらく節約して気合いで貯金しましょう。
ですが、最悪最終的に貯まった額が50万でも何とかする方法は、あります。
僕みたいにゼロっていうパターンでも何とかなりましたからね。笑
但しとんでもなく大変ですので、できれば今からコツコツと気合いで貯めて行ってくださいね。
また、事業を始める際は、国や地方公共団体の様々な創業融資の制度を利用する事が多くみられます。私もそのうちの一人です。
この創業融資制度は、窓口になっている銀行、信金、日本政策金融公庫などの金融機関で申込む事ができます。
そこで融資を申込む際に、何年かかけてコツコツと貯金をしているとすごく有利になります。
結局、資金不足の人は、融資を受けれなかったら、なーーんにも始まりませんから、融資が通らないリスクを避けるためにも1000円ずつでも何でもいいから、貯金貯金貯金です。趣味→貯金。くらい貯金しちゃってください。
2、”将来こうなっていたい”
というビジョンを明確に。
将来自分がどうなっていたいかのビジョンを明確にすることは、とても重要です。
「将来ダンススタジオを経営したい」という事を前提に話していますが、これも1つビジョンとも言えるでしょう。
ですが、あくまで通過点ですから、もう少し先のビジョンまで描いておきましょう。
▶︎まずは、どんなダンススタジオを作りたいですか?
どんなダンススタジオにするか?
どこでダンススタジオをやるか?
どんなインストラクターを雇うか?
貯金はいくらで融資は利用するか?
などなど、もっと細かくビジョンを明確にしてください。
▶︎そして次は、ダンススタジオ経営がスタートした後に、
どんな経営者になっていたいか?
どんなダンススタジオになっていたいか?
どんな生活を送っていたいか?
その全ては辻褄が合っているか?
そうやって、細かくより具体的にビジョンを描いてください。
そして、それに伴った行動を起こして行ってくださいね。
3、経歴は、しっかり記録しておく
経歴を事細かく残しておくととても役に立ちます。
スタジオオーナーの経歴として、
融資を受ける際のアピールとして、
内容が凄いかどうかではありません。
とにかく細かく記録しておくことです。
あなたがダンサーならば、どれだけダンサーとして活動してきたのか。
ダンサー以外の人は、自分がしてきた仕事や成果。ダンスとの関係や出来事。
そうしたものを他の人が見ると、その人が何者なのかがわかるので、すごく安心するんです。
「こんな人がやってるスタジオなんだな」
「凄いダンサーではなさそうだけど、頑張って活動してきたんだな」
「あの時のあのイベントに出てた人なんだ」
「ダンスはあまりわからないみたいだけど、ビジネスには、精通してそうな人だな」
なんて感じで、何かしら感じてもらえるはずです。
こうやって、相手を知るという事で、人は凄く安心するものですよね。
これって個人経営のビジネスでは、凄く凄く大切な事です。
4、他のスタジオをよく見る
今まで何となく練習で借りたり、インストラクターとして通ったり、レッスンを受けに行ったりしていたスタジオは、教科書そのものです。
スタジオの立地、スタジオの内装、入会時に書く書類や会員証、スタッフの対応、貼り紙。
目につくもの全てが良くも悪くも教科書ですよね。
そこにある全てが始めはなかったモノです。
鏡や床、パソコンや文房具、スピーカーは何を使ってるか、などなど。とにかくそこにある全ては、始めはなかったんです。
メモに取るだけで、自分がスタジオやるときの備品リストになっちゃいますよね。
なので可能な限り、細部までチェックしておいてください。
しかも見る時は、既に自分がスタジオオーナーだと思って見てください。
お客さんとしての視点では見えないものが、沢山見えてきます。
5、他のスタジオの評判を聞く
これもとても重要なことです。自分の主観じゃなく、周りの人たちは、沢山あるダンススタジオのことを、
どう思っているのか?
どんな不満を抱えているのか?
どんなとこに魅力を感じているのか?
何を基準に選んでいるのか?
どんな事が噂になっているのか?
各々が思っていたり、各々が友人から聞いたりしたことを、いろいろ聞き出してみてください。
あなたが、ダンススタジオを始めた時に気をつけるべき事や、どういう事が喜ばれるのかが見えてきます。
まずは、こんなところでしょうか。
遠くない将来、ダンススタジオ経営を目指すのであれば、まずは、ファーストステップとして、以上の事に取り組んでみてください。
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それでは、今日は、この辺りで失礼しまーす。
ではでは、また次回お会いしましょう!