未来への決断
突然ですが、
ダンサーとして将来に渡り、自らがダンスをする事で、収入を増やし続けている人は、何人いるでしょうか?
あなたの知ってるところで何人いますか?
40歳、50歳と収入を増やしていけているダンサーです。
もしも心当たりがいたとして、
・ その人は、自分がダンスをして収入を得ていますか?
・ その人は、本当に収入が上がっていますか?
おそらく99.99%以上のダンサーが、自分のダンスだけで将来に渡り収入を上げていくことは、不可能なはずです。
やはり、アスリートの様に、年齢を重ねるごとにパフォーマンスは落ちていきます。
お金を貰うと言う意味においては、パフォーマンスの低下は、致命的です。
「年齢とともに味がでる。」
「年齢に応じたダンス。」
もちろんあると思います。
ですが、収入を上げていくという意味においては、味も年齢も何も関係ありません。
やはり、いくら有名であっても日々衰えていく年配のダンサーよりも、若くてキレのある日々限界をどんどん超えていき成長を続けるダンサーにお金を払いたいに決まってます。
つまり、パフォーマンスの低下は、イコール収入の低下に繋がります。
ある一定の時点を境に、自分のダンスで稼げる限界値に達し、その後年齢とともに収入は、下がり続けます。
では、どうするのか?
自分が踊ること以外で収入を得るしかないですよね?
つまりは、”人に踊ってもらう”ということになります。
自分は踊らずに収入を得る= 人に踊ってもらう
すごく単純な話です。
うまく人に踊ってもらう事が出来れば、年齢を重ねるごとに収入を増やしていく事ができます。
そして、これまでに沢山のダンサーが人に踊ってもらう事で収入をあげる事に成功しています。
一番わかりやすいのは、、
1、ダンのススクール経営
人に踊ってもらう代表格ですよね。
全国的にみても大御所ダンサー達がダンススタジオを始める例は、一番多いかと思います。
ただ、そのうち何パーセントの人が収入を増やすことに成功しているかは、少し疑問も残りますが、実際に大きく増やしているダンサーも沢山います。
ダンサーとして生きてきた人がイメージできる唯一のセカンドキャリア、ビジネスと言えるでしょう。
2、キャスティング
次にダンサーが思いつくのは、これじゃないですかね?
ダンサーを使いたいクライアントに対し、クライアントの希望に見合ったダンサーをキャスティング、紹介、派遣する。
振付師やバックダンサー、各種エキストラなどの賑やかしダンサーなどなど。
但しこれには、エンタメ業界でのコネや人脈、信頼、経験、実績が必要になり、これで生計を立てていけるようになる、ましてや収入を増やしていけるようになるには、相当なハードルがあります。
なりたくてなれるものでは無いですよね。
大体この仕事に就ける人は、まず振付師として人気になり、その振付師としての信頼から、振付とセットでキャスティングの仕事につながることが多いですよね。
なので、まずは仕事の絶えない人気振付師になる事が、条件と言えるでしょう。
そしてなれる確率は、0.001%くらいじゃないでしょうかね。
もちろん他のパターンの切り口でキャスティングをするパターンもありますが、一番稼げるのは、やはりエンタメ業界の最前線の仕事ですね。
また、細かいことを言うと、ダンサーを「派遣する」仕事となると派遣業の許認可が必要となりますのでご注意を。
ほとんどの人が現状は、グレーに仕事をしている感じですね。
派遣業の許認可なく「ダンサー派遣」なんて謳わない方がいいですからね。気をつけてくださいね。
3、イベント業
イベントをやりまくって収入を得る方法なんてのも簡単に思いつくのではないでしょうか?
これも人に踊ってもらって、集客して収入を得るので、人に踊ってもらう仕事にあたりますよね。
ですが、これもこれだけで収入を増やしていくのはとてつもなく大変な事ですよね。
企画力、集客力、スポンサー獲得能力など様々なスキルや人脈が必要になります。
また基本的には、2のキャスティングもそうですが、イベントは、水モノで収入は安定しません。
そういった水モノの仕事で収入を増やしていくのは、本当に大変なことです。なんせ次があるかわかりませんからね。
とまあ、ザッと思いつくのは、そんなとこですかね。
前述した3つのうち、2と3は、個人(事業主)への依存度が高いですから、その個人に何かあれば、仕事を失うリスクがあり、しかも、どちらも水モノで次があるかわかりません。
なので、収入を増やし続けるという意味においては、安定収入が見込める1のダンススクール経営(ダンススタジオ経営)が一番可能性が高いですし、参入障壁も低いです。
あなたにとっても一番イメージしやすいビジネスでもあると思います。
ダンススクールを拠点として、キャスティングやイベントを展開しているところも多いですから、まずはダンススクール経営を始めるのが流れとしてはベストですね。
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そして、ここまでいろいろ話してきましたが、何が言いたいかというと、
ダンスが踊れなくなっても、人に踊ってもらう事で、収入を増やして行くためには、
考えることをやめないでください。
踊ってばかりいると、どうしても思考が停止してしまいます。
そして、いつか踊れなくなる日がくるとわかっていながらも、そのサイクルで生活ができてしまう。
ダンスは本能を揺さぶられる本当に素晴らしいものだし、ダンスで一旗あげることも最高に素晴らしい夢だと思います。
しかし、絶対に忘れてはいけないのは、いつか踊れなくなるということです。
極端に言ってしまえば、ダンスで収入を得ている期間は、「幻」、「幻想」にすぎません。
それを否定するわけではなく、最高に素晴らしい時間だからこそ、踊れなくなったあとも、あなたのその輝きを放ち続けて欲しいんです。
踊れなくなったときに、「あの頃は良かった」「昔は凄かった」「俺が若かった時は」などと過去の栄光話だけをするような、おじさんおばさんにならずに、しっかりと将来に渡り収入を得て、説得力のあるおじさんおばさんになって欲しいんです。
そしてその為には、やはりまずは、
考える事です。
考える事をやめてはダメです。
「ダンスが楽しい」
「遊びたい」
「ダンスで疲れた」
「有名になったし何とかなるっしょ」
とか、自分の未来を考えないようにするための自分へ言い聞かせるネタは、いくらでも出てきます。
時には思ってもいいでしょう。
でも、慢性的になる前に思考を切り替えて、自分の未来の事を考えるようにしましょう。
本当の答えは、いつでも考え抜いた先にしかありません。
考えて考えて悩んで悩んで悩み抜いた先にしか本当の答えはないんです。
適当に決めた答えなんて、考えがコロコロ変わるもんです。
そして考え抜いて出した、収入を増やしていく自分の未来像になるために足りないものは、なんでしょうか?
今からでも遅くないです。
少しずつ未来の自分のために、自分の時間を投資しましょう!
5年後、10年後に周りの人達と大きな差を生みます。
あなたも自分なりの「これだ!」と思う、
“人に踊ってもらって収入を増やす方法”
を是非見つけてください。
そして、未来の自分が踊れなくなっても、収入を増やし続け、輝き続ける自分でいてください。
もっともっともっともっとダンサーが稼げるようになる日が来ると良いですよね。
だってこんなにも素晴らしいダンサーで溢れかえってるんですから、、
ただその為には、
誰かがやってくれる、誰かが仕事くれる、
なんて考えは捨てて、ダンサー1人1人が当事者意識を持って行動していかないと、市場の発展も自分の収入アップもありませんよね。
是非あなたも今この瞬間から、未来の自分のことを考え直してみてくださいね。
それでは、今日は、このあたりで。