アジャイルジャーニー2023.12
自分のアジャイルジャーニー2023は師走で大きな動きがありました。それまでの11ヶ月間、RSGT、引っ越し、シンアジャイルWeek、転職、こどもの入園、新規プロジェクトへの参画、仕事や人生レベルの大きなことがあり、良いこともたくさんある中で、正直うまくいかなかったことも多く。12月はそのふりかえりから始まり、一度記事を書きました。この記事ではそこからの心境の変化をアジャイルジャーニー2023.12として書いていきます。
一人で傾きをゼロにしないのはつらい
本記事も参加しているシンアジャイルのアドベントカレンダーを読んで感じたのは、うまくいっていないことをとても素直に書き出し、ふりかえりをしている人が去年より多かったことです。そういったうまく行かないことを認めることはふりかえりにおいてとても大事です。ですが、それを素直に認めることは心情的に難しく、ネガティブな感情になることもあります。シンアジャイルの仲間であるmatsu_toshiさんが以下の記事でそういった感情への向き合い方の1つとして「傾きをゼロにしない」を挙げています。
内容にとても共感しました。私自身もnoteは必ず月1でもいいので続けるというのは「傾きをゼロにしない」の1つの実践でした。ただ、すべての「傾きをゼロにしない」わけにもいかず、細く薄くという状態に自分自身がモヤモヤを感じることはどうしても続いていました。1年ずっとモヤモヤしていたわけではないのですが、最初に紹介した記事を書いたときはモヤモヤのピークでした。ただ、そこからポジティブになれることがこの年末に重なりだしたのです。この師走に。
点けた人が居らずとも、消えない火
前職で私がはじめた試みとして、社内コミュニティ、社内からの情報発信、社内でのLTイベントなど色々試していました。テーマはアジャイルに限らずですが、アジャイルなマインドセットの元、組織をより良くする上で必要と思って始めた事々です。そのどれもがチームに根ざし、続いていて、見える形となり私のもとに届きました。
これ以上にキャリアで嬉しいことはあったでしょうか。私は転職エントリで以前こんなことを書いていました。
今では遠く、社外からでも旗がはためいているのが見えています。それを殊更強く感じたのは以下のエントリです。記事から視聴できる動画はアジャイルxMiroの良さをわかりやすく説明しているのでぜひ見てください。
セミナーに登壇したのは「シンアジャイルWeek」にも登壇してくれた二人でした。私が新しい環境でもがいているなかでも、彼らとその周りのメンバーは芯と自信をもって傾きをゼロにしない姿勢を見せてくれたのです。もう「頑張るぞ」以外の気持ちにならないですよ。頑張るぞ。
コミュニティの救い
そしてもう一つ、忘れてはならないのは「シンアジャイル」忘年会です。私のコミュニティへの参加が最近はだいぶ少なく、12月頭にあったオフラインイベントも予定があり行けずでした(めっちゃ行きたかった)。そんなこんなで大した貢献はできておらずではありましたが、単純にメンバーの皆さんと話したいという思いと、そんな状況の自分にも声をかけ続けてくれる優しさに甘えることにして参加しました。
そうしたらもうたくさん嬉しいことがありまして。皆さんに会えたのはもちろん、初めましてができた方がいたこと、小泉さんがAgile Japanで登壇されたときに先程のセミナーの2人と会った話をしてくれたこと、フジノさんが私が以前オススメした本の感想を伝えてくれたこと、自分が今のプロジェクトで挑戦していることを承認してくれたこと、みんなやっぱり悩んでいるけどなんとかしたいという思いが一緒であること。本当にたくさんありました。
これらの嬉しいことの背景には、シンアジャイルWeekがあったり、本もRSGTで出会った竹葉さんから教えてもらったものだったり、コミュニティでの学びをプロジェクトに活かしていたりと、点ではなく線として様々なことが繋がり、一つのジャーニーになっていることを感じました。そして改めて、アジャイルという共通理念をもったそのジャーニーのつながりは群衆の叡智にも絶対繋がっていて、私たちが個人では到底なし得ない規模のカイゼンを生み出せるという確信にも繋がります。
toshi-matsuさん幹事&お声がけ本当にありがとうございました。
繋がりを大切にすれば、傾きが生まれていく
今回は、私が大切に思っていた繋がりが巡り巡って自分を助けてくれ、私の意志や考えとはまた違うところで傾きにはずみをつけてくれることがあることを実感しました。縁を大切にせよ、とは当たり前のことですが、それがどう自分に返ってくるのかということを改めて理解できた気もします。一人で傾きをゼロにしようとせず、周りに誰かがいることがとても大事なのでした。
実は今の会社でも、コミュニティが立ち上がっているところです。私はそのコミュニティのファウンダーではありませんが、そのコミュニティに対しても何ができるだろうかと今なら考えられます。また一つ、大切にできる繋がりが生まれたら、また来年のジャーニーもふりかえれば良いものにできると信じています。それも踏まえて、来年のジャーニーをどうするかをまとめ中です。年内にはnoteにも書き出したい!
この記事は「シン・アジャイル Advent Calendar 2023」に参加しています。本当は今回のテーマに関連して大好きなバンドについても少し書こうと思っていたのですが、書き出していて文章量多くなったのと、アドベントカレンダーの予定日に2時間遅れていたので別記事にします。
最後までお読みいただきありがとうございました!