大阪港_2

夕方の大阪港へと抜ける贅沢な道

 いくつか仕事があって今日から数日間大阪へ帰る。大阪は僕が18年間過ごした場所にもかかわらず、高校時代はどうしても学校の周りで遊ぶことしかなく、意外といろんな場所を知らないものだ。特に観光スポットへはほとんど行ったことがない。

 今年の夏にロケハンで大阪をウロウロすることがあって、ほとんど初めて海遊館あたりをくまなく歩いた。海遊館の裏には大阪港が広がり、夕日が見られる観光スポットとして、人気を集めているらしい。それでも、海遊館の表側に比べると人通りは少なく、デートにももってこいだろう。

 さて、個人的にはこの大阪港へ向かうとある通路がたまらなく好きだと感じた。

 このなんの変哲も無い通路なんだけど、実は左右にある建築がそれぞれ著名建築家による有名な建築で、その両建築を通り抜けて、海をのぞむ、建築ファンにはたまらない道なのだ(といっても多分そんなに有名じゃない?)。

 左にあるのが坂倉準三による「ホテルシーガルてんぽーざん大阪」。右はご存知大阪が誇る天才・安藤忠雄の「サントリーミュージアム天保山」だ。両者かなりテイストが違うので、見比べるととても面白い。

 「サントリーミュージアム天保山」の港側の裏口にある階段ですらこんな意匠で、建築好きにはかなりテンションの上がる場所だと思う。ただ、建築に別に興味がない人にとってはきっと何も楽しくない道だと思うので、そんな方にはぜひ大阪港に沈む夕焼けを楽しんでもらえればと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?