沈みゆく夕日を眺めるための場所
今日は今年最後の日記を書いてみる。以前、誕生日でもある元旦には毎年鎌倉へ朝日を見に行くということを書いたけれど、もちろん来年もそのつもり。一年の最初の日の出はなんとも気持ちがいい。
そんなわけで年末最後に何を書こうかと思案し、やっぱり年始が朝日なら年末は夕日だなと思った。夕日を見る場所もいろいろあって、個人的には日本最西の佐賀県から沈む夕日を眺めてみたいのだけれど、まだ行ったことがない。他にも千葉の房総半島から眺める夕日もすごく綺麗なので、これはまた来年どこかで紹介する。
今日紹介したいのは、函館にある夕日を眺めるためのお店。その名も「ティーショップ夕日」。函館駅から路面電車の終点まで行き、そこから墓地を抜けて歩くこと15分くらい。すごく遠いので、なかなか行けないと思うし、あんまりガイドマップにも載っていないのかもしれない。本当は教えたくないお店の一つ。
明治時代に建てられた検疫所を再利用したカフェで、木造のいい雰囲気の店内でお茶やお菓子をいただける。窓際の席は全て水平線に向かって配置されており、ここから夕日が眺められる。お店の営業時間も「夕日が沈むまで」というなんとも素敵な設定。
ここに座ってぼーっと夕日を眺めながらお茶をすする。夕日の写真はあえて載せない。多分写真と文章では伝わらないだろう。現地でたまたま見つけたお店だったのだけれど、本当に虜になった。ただ、夕日が沈んだ後、街灯の少ない帰り道(しかも墓地)を歩くことだけは忘れないでおいていただきたい。