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#420 忘れじのハスクバーナ

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムという競技に出場するため、ハスクバーナの701スーパーモトを準備して、アメリカへ送りました。2016年のことです。

2016年型 701スーパーモト
692.7cc/67ps/145kg
撮影/山下 剛

競技終了後は日本へ戻して保安部品とナンバーを付け、街乗りからツーリング、ダート遊びまで楽しんでいたものの、その後、同じくハスクバーナのTE250iへ乗り換えるために売却。軽くてパワフルな、実にいいバイクだったなぁ……と、時折思い出してはしみじみしておりました。

先日、そんな701スーパーモトの原稿を書く機会がありまして。よくあることなんですけど、人様に向けて書いているつもりが、自分で自分を気持ちをたかぶらせてしまい、かつての思いがめらめら再燃。性懲りもなく、またまた欲しくなるわけですよ、これが。

ビッグシングルなんて、いつなんどき無くなっても不思議じゃないのに、ハスクバーナ(と兄弟ブランドのKTM/ガスガス含む)はそのラインナップを守ってくれていて、なんと素晴らしいことよ。その姿勢に報いるべく、「これをあがりバイクにしていいかな?(←心にもない) いや待てよ、モタード仕様には乗ったから、今度は完全オフロード仕様の701エンデューロってのもありじゃない?」と、いずれにしても前向きな姿勢で軽く調べてみたところ、お値段に驚愕。2016年当時は123万円だったのに、2023年型は40万円アップップの163万円ですって……。やだぁ。

電子デバイスが追加されたり、エンジンが洗練されたとはいえ、なかなか手強い。少なくとも今年は無理っぽい。あ、そうだ。娘よ、大学落ちてくれてもええんやで。


2023年型 701スーパーモト
692.7cc/75PS/148kg/163万円


2023年型 701エンデューロ
692.7cc/75PS/147kg/163万円

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