見出し画像

#505 787Bのホイールどうする問題・中編

さて、タイトルにある通り、中編です。前回は前編だったので、今回は後編の2本仕立てかと思いきや、まさかの3部作。さらに、「番外編」とか「別冊」とか「新訳」とか「外伝」とか「劇場版」なんてのが控えているやもしれませんが、ともかく中編です。

どーでもいいことを、薄~く細~く引き伸ばし、絞って叩いて、文字数を稼ぐ。それがライターという人種のやり口だからです。肝心なことはちょろっとなのに、前置きばかりが長いのです。最近の流行歌みたいに、イントロなしで、いきなり歌い出したりはしないのです。TikTokでバズるかどうかなんて知ったことか、なんです。近頃は映画なんかもそうですよね。『シン・仮面ライダー』や『ゴジラ -1.0』あたりだと、冒頭早々に血みどろブシャーだったり、海からザバーンと飛び出て全貌を見せちゃったり。

なんというか、あれですよ。高倉健演じる任侠者のように、志穂美悦子扮するシスターのように、耐えて堪えて忍んで、最後の最後に10人20人30人とぶった斬る。クライマックスにいたる手前の、そういう助走感を大切にしたいものですよね。 

ですよね、と言われても知らんがなでしょうけど、これでも割と忙しいので、今日は手短にキャプションのみでいくぞ。

55号車のホイールがあれなので、パーツ取りとして201号車を入手。そのリアホイールを移植する、という工程が当初の目論見でした。
ところがですね。201号車のシャシーが思いのほかよかったため、それを活かすことに路線変更。55号車のボディとフロントホイールの方を移植することに。
使う工具はこんな感じ。電動ドリルと径の異なるビットを数種類、やすり、精密ドライバ、ニッパ、ビスがあれば十分です。
なにはともあれ、カシメ部分を削っていきます。ホットウィールの場合、大体は3.5mmのドリルでいけるのですが、201号車のダイキャストシャシーは意外と嵌合が強く、一部で5.0mm、最大6.0mmも使用しました。
切り子がそこそこ出るので、ご注意を。
両車のカシメをすべて削り取り、ボディをはがしたところ。パーツ点数と形状が少し異なります。
次に55号車のフロントホイールを取り外します。車軸が前後方向から挟み込まれているため、精密ドライバ等でグリグリッとこじ開け。こちらのシャシーはプラなので簡単ですが、ニッパやリュータでばっさりやるのではなく、ちょっとバリを残しておく感じがよろしいかと。そうすると車軸を入れ換えてもゆるゆる状態じゃなくて、ぱちんとある程度の抵抗をともなって収まるため、位置決めがしやすいです。
ダイキャストのシャシーは当然やや硬いのですが、同様に。
そして、モノコック部分やリアセクション。同じに見えますが、意外と細部の形状が異なっているため、そのまま移植はできません。
なので、ドリルで穴をあけたり、
やすりで削ったり、ニッパで切ったり。
そんなこんなでプチ整形を終えたら、あとは必要なパーツをシャッフルして一台にがっちゃんこ。
仮組みした状態がこちらです。あら、いいじゃない。

というわけで、もったいぶった割には、どうということもない中編でした。このままビス留めして完成! という展開にしてもよかったのだけど、やっぱりもう少しだけ手を加えることにしたので、それは後編で。いよいよどうでもいい内容になることをお約束します。


いいなと思ったら応援しよう!