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#057 せっかちな方です
のんびりしてるねぇ。
ぼーっとしたひと。
マイペースが過ぎる。
と時々言われます。しばしばかもしれません。ニュアンスはちょっと違うけれど、中学の時も高校の時も通知表のコメント欄には「飄々としている」と書かれていましたね、そういえば。少なくともあたふたとする様子は観察できなかったようです。
がしかし。自分自身での評価は明らかに真逆。かなりせっかちな部類に属しているのでは?と考えています。集合時間の30分前には大抵いるし、交通手段がクルマかバイクの場合は1時間以上前に到着していることが珍しくありません。なぜなら、事故や渋滞のリスクが少なからずあるからです。
たとえば試乗会の会場まで高速道路を使って移動するとします。いろんな媒体のライターさんや編集さんやカメラマンさんも同じように現場へ向かうため、道路上では抜いたり、抜かれたり。そんな時、「いっつもすっごいちんたら走ってるよね」と言われるのですが、あれも遅刻を回避するための手段のひとつです。
何事もなければ80km/hくらいでのんびり巡航し、途中のPAで休憩しても確実に到着できる時間配分を立てているわけですが、もしも渋滞等でペースが落ちた場合、それが軽微なものなら100km/h~120km/hに速度を上げれば取り戻すことができるでしょう? そのためのマージンその1が80km/h巡航というわけです。こういうマージンを3パターンくらい用意しておけば、だいたいのことは回避できるのではないでしょうか。
先々の色々なケースを想定し、それに向かって準備を進める様を世間ではせっかちと言うはず。そのマージンが少しばかり大きいため、逆にゆったりと動いているように見えるのだと思います。
あらゆる物事、あらゆる時間に対してこういうスタンスなのですが、原稿の締め切りにだけ適用されません。困ったものですね、我ながら。なぜでしょうか。誰か教えてほしいものです。