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2020やったことと2021どうするか(雑なまとめ)

はじめに

近所の神社でさっと初詣を済ませてきました。
末吉でしたが、とにかく全力で頑張れ、そうすれば結果でるし、そうしないと結果でない、と書いてありました。頑張ります。

前回のブログでは、1年間を経ての所感を文章として書きましたが、こちらの記事ではやってきたことのうち見せられるものの一部を簡潔に箇条書き形式で、シンプルにまとめてます。雑です笑

細かいところ気になるものがあれば直接聞いてください。

フロントエンド
VPoEである側、FrontEnd teamのlead(chapter lead)として、去年一年間でフロントエンドの組織化とアーキテクチャ改善の道筋を立てました。

オフショアのマネジメント

オフショア組織(フロントエンド)のマネジメントを行いました。特定のプロダクトにやや特価していたので、ある程度ユーテリティプレイヤーになってほしい意思を示しつつ、他のプロダクトのドメインや仕様も少しずつキャッチアップして貰いました。来年もこの状態は継続しつつ、組織として困っている所、手が足りていない所に上手く入って助けられるようになってほしいと思っています。

既存プロダクトの把握

これは入社直後からやってきたことですが、様々な組織の変化の過程で、一部のレガシーなプロダクトが(ほぼ)誰も知らないという状態になっていた為、コードを読みながら仕様やプロダクトの把握を行いました。全体像は基本的に把握し、細かい修正は自分でもできるようになったのでこちらは及第点です。

モノリスからの脱却

去年はあまり出来なかった。(これより先にやらねばならないことがあった為)。今年はこれ、前進させたいなと思っている。

React/フロントエンドの改善

Reactのアプリもいくつかあったものの、色々いけてなかったので、手を付けられる所から手をつけた。まだやれることは沢山ある。
- reactや関連ライブラリの継続的なバージョンアップ
- build環境の改善(gulpでビルドしてるreactのアプリ初めてみた笑)
- 中途半端なuiライブラリの利用の廃止(局所的にデザインに制限をかける要因になっていたので一旦廃止)
- storybookの導入(どちらかというと、デザインシステムや共通コンポーネントについて考え始めることが本当の目的)
- 上の2つを経て、今年はちゃんとデザインシステムをデザインチームと協力して作り上げる
- hook化(reactのバージョンアップに伴い順次移行)
- typescript対応(新規プロダクトに関してはtypescriptを必ず使う, 既存アプリに対しては徐々に手を加えていく)
- next.jsの検証/導入(比較的大規模なアプリに対しては利用していく想定)
- testの改善(jestすら全然使えてないのでやっていく)
- BFFの利用(graphqlのクライアント、いまだにapolloかurqlか悩んでる、意見ください)
- (bonus)micro-frontendについては常に可能性を探る
- 一部のアプリは完全に作り直しを進めている。

デザインシステムの検討 / UI Componentの抽出

FrontEndチームでは、新しいアプリや機能を実装する際に、UI Component抽出Activityを始めました。具体的にはmiroでページのデザインからcomponentを抽出するグループワークを行い、既にあるコンポーネントを使い回すのか、新規のコンポーネント(汎用的なものor機能に特化したもの)を作るのか、お互いの認識のすり合わせをラフに行います。細かいところは、実際の実装の中で調整する部分もあります。また、このアクティビティの結果をデザイナーにもフィードバックし、認識が違う部分とかがあれば、mtgやslackで話し合います。

参考までに、MTGのagendaの一例を載せておきます。機会があれば、一回ブログにしてみようと思います。

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多対多のコミュニケーション

1on1での信頼関係はそれなりに構築できた去年だったと思う。今年は多対多、組織としての信頼関係の構築に挑戦していく。

NPS

エンジニアのNPSをプロダクトチームを始め、よく仕事する部署の方々にNPS的な形でアンケートをとるようにしました。
今は、シンプルな3つの質問と、任意でコメントを頂いたいますが、毎回貴重なフィードバックをいただくことが出来ています。質問の内容や期間は調整したいと思いますが、何かしらの方法で関連する部署の方からフィードバックを得られるようにしたいと考えています。

アンケートの一部をここに貼っておきます。

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アーキテクチャ / 技術的な負債

それぞれに改善の意思や行動が見られた去年1年間であったが、組織としての目標設定の明確さに欠けたことが反省点。自分を中心として、開発組織としての目標や、何に取り組んでいくのかを明確にする。

デザインスプリント 

デザインスプリントをいくつかのプロジェクトで導入できたことは、早い段階でエンジニアをプロダクト/プロジェクトに巻き込む上で有用だった。より良いアイデアを出していく上では、エンジニアがドメインやビジネスについて事前にある程度理解しておくほうが良いなと感じた。今年はそういった機会をどのように持つことができるか検討したい。

GV(Google Ventures)が提唱している5日間のデザインスプリントを捻出する時間がなく、ある程度短縮したデザインスプリント になっているのも影響しているかもしれない。短いデザインスプリントをやっている組織やブログはちょこちょこ見かけるので、そういう人たちと議論や相談する機会がほしい。

https://www.gv.com/sprint/

イベントストーミング

一部のプロジェクトで実施した。Miroなしではリモートでのイベントストーミングは実現しなかった。ユーザーストーリーを理解する上では凄く有用だと感じた。一部の人にとっては細かすぎるor興味を持てないかもしれないというフィードバックもあったので、運営の仕方については検討しつつ、必要だと思う領域については実施していく。

Miroを利用したEvent Stormingの例はyoutubeとかにもいくつか転がっているので、それを見てみるとイメージが掴みやすいと思う。awesome eventstormingは情報がまとまっていて良い。

こちらは旅行ドメインのevent storming

MTGの改善

MTGのクオリティに関しては追いきれず、やや煩雑なMTGや、とりあえずMTGで時間確保してそこで話すというMTGをしてしまったなという反省があります。
来年、まずは個人として、MTGの改善をします。
- MTGの目的やゴールが不明瞭なMTGをしないこと
- 議事録は常にみんなでとり、公開すること
- これはtryだが、任意招待のMTGを増やしてみようと思っている。議事録が公開されるという前提で、この方向が上手くいけば、意見をいったり参加したいMTGには参加し、そうでないMTGは見送れる(但し、話は進める)
改めて下記の本を読み直して今期に望みます🙇‍♂️

新入社員のオンボーディング

エンジニア職に限らず、新入社員のオンボーディングmtgを担当している。結構力入れて資料を作っていて、内容はその人の事前知識に合わせてカスタマイズしている。正直スケールする方法ではないので、いつかは出来なくなるのだが、今はやっている。イメージとしては、開発組織がどういう風になっているかーということはもちろん話すのだが、実際APIがどういう風に情報を伝えていくかとか、どういうAPIを作るとどんなことができるかとか、そこを今は出来るだけ丁寧に話すようにしています。実際にビジネスの方とお話していてもAPIの話になることも多く、ここのベースの理解があると話がしやすくなるなと思っている為です。

また、エンジニアや開発組織のファンになってもらいたいという裏目標もあり、結構全力でやっています。笑

アジャイルについての正しい理解 / アウトプットではなく、アウトカムをより重視することはできるのか

アジャイルについての抵抗感は組織としてはないが、アジャイルに対しての正しい理解はまだまだ開発組織、会社全体、自分を含めて甘いと感じた。
アジャイルコーチと協力しながら、開発組織だけに止まらない、アジャイルについての理解を進める。More Effective Agileと、正確にはアジャイル文脈ではないが、ビルドトラップの本を読んで、結構頭を抱えた後半3ヶ月だった。

個人的には、組織として、アウトカムをどう目標やロードマップと共生することが出来るかがチャレンジだと思っている。組織がリリースすることに追われていたり、エンジニア組織が"作らされてる感"をもしも感じていたら、下記の本を是非読んでみて欲しい(特にプロダクトマネジメントの方)


開発組織

何回か個人のブログで書いたが、WealthParkではSquad/Chapterを用いた組織構成にしている。Chapter / Squadの形は今のところ比較短期で継続的に最適化する必要があると感じていて、今年も早々に多少変化を出していく予定。ここら辺も、またいくつかトライと検証がたまったら記事にしようと思う。


ツールの導入

去年一年で色々導入した。MiroDatadogなど。今年も必要に応じて検討する。DataDogに関しては今のところ非常に良い投資になったと思っている。

LIVESENSEさんの下記のブログ良かった。

https://made.livesense.co.jp/entry/2020/12/21/220000

同じような感じで、今年はこういうユースケースや知見をブログか何かで書けたら良いなと思っている。

採用

今年は本当に頑張る。今まで以上に、自分自身も1採用責任者としての意識で動く。

エンジニア職に限らず、様々な職種を募集しています。転職したい!までいかずとも、藤井とカジュアルに話をしてみたい、というだけでも大歓迎です。気軽にtwitterとかでDMください。

https://wealth-park.com/ja/corporate/

評価

評価システムを作ったが、まだv0.1という感じ。継続的にフィードバックや組織の状態を見ながら考える。少なくとも、今回もそれなりに更新する必要があると思っている。

失敗したこと / やりきれていないこと

開発組織の目標
- 開発組織としての目標はなんですか?と聞かれた時に、自分とメンバーが同じ目標を答えられることが目標。去年は端端で話はしていたものの、認知や浸透にかけていた。


レガシーなプロダクトに対するプロセス改善
- プロセス改善を試みたが、あまりうまく進まなかったと感じている。レガシーなプロダクトを触れるエンジニアがそもそも少ないので、今いるメンバーと相談しながら対応できるエンジニアを増やすか、あるいは採用をもって、リソースの改善を行いつつ、その上でもう一度プロセス改善に挑戦したいと考えている。


ブランディング / 宣伝
- 個人としてやりきれなかったと思っている。今年は自分と組織のブランディング、どちらも頑張る。カンファレンスなどでの発表も積極的に考えていきたい。

個人として

技術のキャッチアップ
- 去年は今までの経験を総動員して色々な問題に対応した、というのが正直な所。自分の知識のアップデートの時間をより割合を増やして確保していくことを強く意識する。
- 学んだ点としては、FaaS(AWS Lambda)を実務で利用したこと。また、VPとして組織全体をみる中で、インフラ関連(AWSやk8sなど)に対してある程度学ぶ、経験する機会がもてたこと。特にインフラ関連は重要性を非常に認識させられた1年だったので、今年も継続してこちらの知識のアップデートには取り組みたいと考えている。
 - Flutterの勉強を始めたので、何かアプリを1つ作ってみようかと。

未来を見据える

- 前回の記事にも書いたが、段々と少し先の未来について考え、戦略と戦術を練ることが出来るようにしたい。その為にはより組織やプロダクト開発を安定させることが必要

ブランディング / 宣伝
- 個人としてやりきれなかったと思っている。今年は自分と組織のブランディング、どちらも頑張る。カンファレンスなどでの発表も積極的に考えていきたい。

小粋fm

2021年も小粋fmを続けていきます。去年最後の小粋fmでも話ましたが、質を上げて、より為になるpodcastを目指していきます。


外部講演 / 講師

需要があれば、外部で自分の経験を話したり、あるいは、ワークショップ的なことをやることで貢献できてらなと考えています。単発での依頼も、継続的なものに関しても可能です。もしも特定のテーマがあり、自分が話せる領域であれば、お話できると思います。相談か、とりあえず話させてくれみたいな感じでも全然構いませんので、気軽にご連絡頂ければと思います。
TwitterでDM頂ければと!

https://twitter.com/taka_ft

略歴 + 履歴書

副業

これは元々今の会社に入る時も相談していて、前々から検討していましたが、去年は会社に慣れるという点もありあまり活動できませんでした。今年は徐々に、問題が無い範囲でやっていこうと考えています。
自分がVPoEとして、今年よりマネジメント的な仕事に従事することになるのであれば、他の会社でもアドバイスや議論に参加し、様々なケーススタディを学べるのは今の自分の仕事に持ち帰ることができると思いますし(僕も僕の知見を持って貢献できると思いますし)、あるいは1エンジニアとして副業して自分のエンジニアとしての感覚を磨くのも良いなと思っています。
いい出会いや機会があれば、これは今年是非やってみたいなと思っています。

まとめ

ということで、振り返りとやってみたいことをざっくばらんにまとめてみました!


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