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これからの10年間に向けて 【260/200】

ヤマカワタカヒロです。

2023年も最後の日となりました。

年始のnoteで「今年は近年で一番地味な一年になると思う」と書きました。

振り返ってみると、今年はワンマンライブを一回もやりませんでした。

その代わりに、the Brand-new Amsterdamとしてのバンド活動を再開し、ソロワークでは「ライブ! 年の差なんて〜4人で真春の紅白歌合戦」や「Okaeri LOFT Night」という企画ライブを主催しました。

ひとりではなく、大切な仲間たちと一緒に音楽を楽しむことに活動の重心を置いたわけですが、これにはもう一つ、意味がありました。

バンドやセッションで音を合わせるには、当然技術の向上が必須であり、自分自身の音楽スキルを一段上に上げるために、ひとりではなく、仲間たちとの時間を増やした、ということです。

最も意識したことがリズムであり、メトロノームと裏クリックを使った地道なトレーニングを重ねました。ギターはリフやソロの練習を増やし、苦手だった単音弾きも言い訳なしで技術向上に取り組んでいます。
歌についても、発声、ピッチトレーニング、リズム、細かく分解して自分の歌唱スキルの分析をするようになりました。とりあえず簡単な弾き語りができるようになってきたピアノを使って、メロディの音階をきちんと聴いて、当てに行く練習をするようにしています。

技術を向上させることは、音楽を続ける喜びにもつながっています。

音楽を通じていろんな経験をさせてもらってきて、この先、ただ楽しみのためだけに音を鳴らし続けることは、僕にはちょっと難しいと感じています。

もっとうまくなりたいし、もっと思い通りに音を鳴らしたい。



ビジネスにおいても、知識とスキルの向上に挑戦した一年でした。

去年取得したプロジェクトマネジメントの国際資格PMP®︎(Project Management Professional)の、さらに上級の資格であるPgMP®︎(Program Management Professional)に挑戦し、職務経歴書審査と知識理解を問われるテストで1回ずつfail(不合格)を受けつつ、何とか2回目のチャレンジで合格することができました。
PgMP®︎はAll Englishの学習になったこともあり、英語のスキルと、何よりプロジェクトマネジメントのグローバルスタンダードの理解が深まりました。
これまで我流で積み上げてきた知識・経験が体系的な知として整理され、これからの仕事に活かしていける実感を得られたことが、とても大きいと感じています。

来年は、最上級資格であるPfMP®︎(Portfolio Management Professional)に挑戦して、さらなる成長を目指します。



そして、今年もう一つ大きかったのは、NPO法人HUG for ALLの理事を退任したことです。

社会的養護の支援に関わり続けていくことは自分のライフワークの一つとして変わらないものの、やはり、自分の想いと情熱を注ぎ込んできた団体から離れることは、とても苦しい選択でした。

これは、自分の中でも、団体のみんなとの関係性においても、必ずしもネガティブな出来事ではなく、一度距離を置く必要がある状況だったからそのような選択に至った、というものです。
今でも心の中に団体の存在はありますし、いつかまた、状況とタイミングが整えば、活動を共にする時が来るような気もしています。
離れたからこそ見えるもの、できることもあると思いますので、引き続き、仲間たちとの縁を大切にしていきたいと思っています。



さて、この年末で僕も45歳になりました。

地味な2023年は、45歳からの10年間に向けての環境を整えるタイミングだったようにも思います。

僕の中で、この45歳からの10年間は、人生のクライマックスになるような予感がしています。

今年も、多くのミュージシャンの訃報が続きました。

50代や60代で人生の幕を下ろした先輩たちの背中を見て、強く思ったことがあります。

「やりたいことを、今、めいっぱいやりきりたい」

the Brand-new Amsterdamのメンバーや、ソロ活動で知り合ったたくさんのリスペクトするミュージシャンたちと、いつまで一緒に音を鳴らし続けることができるか、わかりません。

僕は、この10年間で「やりきった」と思えるまで、仲間たちと音楽を楽しみたい。

音楽を通じて、プロジェクトマネジメントのスキルを通じて、僕にしかできない社会活動を実現したい。
このnoteのコンセプトである「Road to 日比谷野音」。
その実現方法が、最近ようやくわかってきた気がします。

2024〜25年で日比谷公園の小音楽堂の改修工事が行われ、噴水広場と一体となった空間に生まれかわるとのことです。

「都立日比谷公園再生整備計画」より


僕が実現したい野音は、メジャーアーティストが有料公演を行う大音楽堂ではなく、リスペクトする音楽仲間たちと、社会的養護に関わる信頼できる大人たち、そして社会的養護の元から巣立ち社会でがんばっているケアリーバーたち、そんな、僕の大切な仲間たちと一緒に創り上げる小音楽堂と噴水広場でのFreeな音楽フェスなんじゃないか。

工事が終わる2026年に向けて、具体的な企画と計画を考えはじめたいと思っています。

花火のように打ち上げる単発の大きなイベントではなく、毎年、継続的に開催され、仲間たちが集まるきっかけになる継続的な行事をつくりたい。

そんなことを、今、考えています。

中期的なビジョンを描きつつ、引き続き、地道なトレーニングを続けていきます。



年明け最初のライブは1/13(土)下北沢LOFT。前回に引き続き、フジモトヨウヘイがサポートしてくれます。

そして3/25(土)にはthe Brand-new Amsterdamでの下北沢Breathでのライブ。

4/20(土)は下北沢LOFTで今年に引き続き「年の差紅白2024」を開催します。

2023年も、皆様、本当にお世話になりました。

新しい10年の幕開けとなる2024年も、ヤマカワタカヒロを何卒よろしくお願いいたします。


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。