今、何をすべきか? 【060/200】
ヤマカワタカヒロです。
毎年のことながら、年度末はノイズが増えます。
新年度に向けて様々な変化が起こる。
変化に適応するために行動しなければならないことが増え、別れを惜しみ、出会いのための準備をする。
会社では年度の活動の振り返りをし、組織の価値観とロジックで人を評価し、人に評価される。
ネットを覗けば、読みきれないほどのキラキラした報告に溢れかえるタイムラインを中に、ひっそりと心配な報告が紛れていたり、すでに時間が止まってしまっているアカウントを見つけたりする。
そんな中、今年は新型コロナウイルスの発生で、いよいよノイズが脳を疲労させています。
あれこれあるけれど、自分が今、最もやるべきことは何なのか?
HUG for ALLでお世話になっている格闘道家の菊野克紀さんと升水翔兵さんの動画を観ました。
・「結果」は「未来」であり「未来」はコントロールできない
・コントロールできるのは「今」だけ
・実力を出し切るために「未来」を手放し、「今」に集中する
とても共感します。
そして、今まさにこの話を聴けて、救われる感じがしました。
未来への怖れこそノイズの正体であり、本当に手強い。
なかなかいなくなってくれない。
結果がどうなるか、
人にどう思われるか、
これまでやってきたことがムダになるんじゃないか。
そういう無意味な問いが、
「今何をするべきか?」という本質的な問いに頭と心を使うエネルギーを奪っていく。
考えるべきは、ただ一つだけ。
僕は今、何をすべきか?
2/23.24は、意欲ある小中高生たちの探求の祭典「クエストカップ」全国大会でした。
一年間の探求学習の成果を社会に投げかける大会であり、これは、学んできた生徒たちにとっても、応援してきた学校・企業にとっても、そのメッセージを受け取る日本社会にとっても、大きな財産になるイベントです。
新型コロナウイルスの感染拡大の状況を注視してきましたが、全国から多くの参加者の移動を伴う大規模なイベントである性質上、生徒・関係者の皆さんの健康・安全を守るために本番2日前の2/21に大会の中止を決定しました。
生徒たち、すべての関係者の皆さんの悔しさはいかばかりか。
しかし、彼らは大会の中止の決定とともに、「今、最もやるべきことは何か?」を考え抜き、わずかな時間で、オンラインでの新イベント企画「クエスト・オンライン」をまとめ、準備し、開催しました。
今回のクエストカップ中止と「クエスト・オンライン」について、企画運営元の「教育と探求社」代表取締役である宮地さんは、愛と勇気に溢れたメッセージを発信しています。
宮地さんはHUG for ALLのNPO法人立ち上げ時から理事を務めてくださっており、心から尊敬する経営者のおひとりです。
今回も、本当に大切なことを教えていただきました。
今、何をすべきか?
過ぎ去った過去に縛られず、
コントロールできない未来を怖れず、
今、できる最善を尽くす。
そうやって前に進むことで、
ノイズは気にならなくなっていくのでしょう。
そんなことを思いながら、今日はフジスタでレコーディングやらその先の相談やら。
僕も、今できる最善を。