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居心地の良い環境

先日久しぶりに上野に行ってきました。
特に何か用があった訳ではないのですが、都内を散策しようと思い、何となく上野に行ってみたくなり、寄ったという感じです。

上野の駅を降りて上野公園を散歩していたのですが、やはり緑あふれる空間は気持ちの良いものですね。

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都心なので、もちろん結構な人がいたわけですが、人ごみの煩わしさよりも、風と緑を感じる居心地の良さに癒しを感じてしまいました。

上野のスターバックス

上野公園にあるスターバックス
最近、公園と連携したカフェが増えてきていますが、人のこういった外部環境での飲食は今後も需要が増えていきそうな気がします。
欧米では街角や路上で飲食する文化は街を歩いていると当たり前にある文化ですが、日本はそこと比較すると現状ではやはり少なく思います。

コロナ禍の影響で屋内での密な環境は暫く敬遠されそうな時世ですから、今後屋外空間の使い方の工夫が大切だと思います。

以前訪れた渋谷のブルーボトル
こちらも屋外環境に力を入れています


上野には国立西洋美術館という美術館があります。
久々に西洋美術館を見てとても懐かしい気持ちになりました。

国立西洋美術館


と言うのも私が大学で建築を学び始めた時の最初の授業が
この国立西洋美術館の図面のトレース(複写)だったからです。
トレースだけでなく、グループ課題で初の建築模型を作成したり。

とにかく、建築の最初の学びのとっかかりが西洋美術館だったのです。
トレースや模型を作るからには、と何回か見学に来たりもしました。

恥ずかしながら当時試行錯誤して作った模型です。

この国立西洋美術館は知っている方も多いかもしれませんが、世界三大建築家と言われるル・コルビジェが設計した美術館なのです。そして日本で彼が設計した唯一の美術館です。

当時は課題にがむしゃらで建築の凄さをあまり実感していなかったですが、改めて仕事として建築を学び始めてからは、こういった昔から残る建築から学ぶものというものがたくさんあります。


そのまま、最近竣工した上野東照宮 紙符授与所へ。

この建築は中村拓志(NAP建築設計事務所)さんの設計の建築ですが、とても綺麗な建築を作る方なので、いろいろと参考になる部分があり、新たな建築が出来た際は訪れるようにしています。

こじんまりとした建築ですが、敷地の景観になじむ心地の良い空間でした。
木の躯体が格子状に意匠上に現れる形態には力強さも感じます。

樹齢600年の御神木と向き合う空間はシンプルながら落ち着ける居場所となっています。今後の設計のヒントになりそうなスケール感の良い空間でした。




話は変わりますが、A+Awards「幼児施設」部門のファイナリスト5組の中に、富山県で担当した「SH Kindergarten and Nursery」が選ばれました。

A+Awardsとは、米国の建築メディア @architizer が主催するアワードです。

今年のA+Awardsには、80カ国以上から1000点以上の応募があり、今年表彰されるのは全応募者の10%以下と、非常に競争率の高い大会となりました。

HIBINOSEKKEI + Youji no Shiro のプロジェクトとしてファイナリストに選出されるのは今回で11回目となります。

ファイナリストに選出された後、一般投票と審査員投票が行われ、各部門で最優秀賞が決定します。

投票ページからどなたでも投票が可能です。

ぜひ、私達を応援していただければ幸いです!

(一般投票は日本時間5月28日(土)14:00まで)

【投票の仕方】

1. 投票ページにアクセス https://onl.sc/z2v3AjY

2. 「SH Kindergarten and Nursery」を選択。

3. 「ログインまたは投票登録」を押す。

4. Facebookでログイン。もしくは、右上の「Don't have an account」でメールアドレスとパスワードを入力。

5. ウェブサイトの利用条件、プライバシーポリシーのチェックボックスにチェックを入れる。

6. 「Save & Contitue」を押して投票完了!



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