維新の会、共同代表に前原氏

 日本維新の会が代表選挙を実施し、4名の候補者の中から吉村洋文大阪府知事が有効票の約8割を獲得して圧勝しました。他の3名ですが、失礼ながら元神奈川県知事の松沢成文氏しか存じ上げませんでした。

 吉村氏は国会議員ではないため、国会議員団の代表及び共同代表として前原誠司氏を指名しました。前原氏は昨年末に国民民主党を離党して「教育無償化の会」を立ち上げたかと思えば、年明けすぐに維新の会と共同の会派を立ち上げ、10月には日本維新の会に合流したところです。そんな方を、政治家としてのキャリアが長いとはいえ、いきなり共同代表にしてしまうなんて言うのは、他のメンバーが納得するのでしょうか。党の両院議員総会で選出されているので、納得しているといえばそうなのでしょうが、腹の中では面白くないという方がたくさんいるのではないかと思います。

 前原さんと言えば、民主党時代に代表を経験した後、与党になってからアh外務大臣、国土交通大臣を歴任し、民進党に変わってからも代表を務めていますから、華々しい経歴と言えばそうなのかもしれません。一方で、国土交通大臣時代には八ッ場ダム騒ぎ、民進党時代は希望の党との合流騒ぎ、外国人から献金を貰い、実体のない事務所経費なんていうこともありました。あー、外務大臣の時は尖閣諸島中国漁船衝突事件もありましたね。

 国民民主党で代表戦に敗れるも、代表代行を続けましたが、2023年末に離党し教育無償化を実現する会を結成します。わかりやすい党名ではありますが、今思えば維新に摺り寄っている感じがありますね。

 こんな感じでも、当選回数11回ですから選挙は強いのでしょうね。二世議員でもなく、松下政経塾出身、28歳で初当選なんていうのもカッコイイ経歴ではありますが、個人的には「どうかなぁ?」と思うようなことばかりです。

 吉村代表になって若返ったイメージの日本維新の会ですが、この人事はどうなんでしょう。悪手としか思えないです。

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