広島アスリートマガジン1月号
「広島アスリートマガジン1月号」を読みました。表紙はビシッとスーツを着た新井監督。「新井貴浩監督の“全力”所信表明」とありました。
印象に残ったのは背番号の話です。球団からは、現役時代と同じ25番が空いていると案内されたそうですが、一度は選手をマネージメントする立場だから25番でなくてもいいと断ったそうです。しかし、その後、黒田氏と食事に行って背番号の話になり、黒田から「なんでや、お前25番つければいいじゃないか。メジャーなんて、1桁つけている監督だっているぞ」といわれ、さらに「ファンの人はお前が25番をつけているのを見たいはずだぞ」とたたみかけられて、それでも決意しきれなかったのか球団には「25番でも何番でもいいので、お任せします」と伝えたところ、25番に決まったということでした。ちょっと主体性がなくて心配なエピソードですが、私としては5枚ユニフォームを所有している中で、菊池涼介のものしか現状に適合していなかったのですが、自動的に1枚増えました。ちょっとうれしいです。しかし、黒田氏も、球団アドバイザーという微妙な立場の割には、言いたいことを言ってくれますね。面白いです。
その後、会澤翼捕手、石原慶幸バッテリーコーチ、新井良太二軍打撃コーチのインタビューでしたが、3人とも新井監督をたいへんリスペクトしているのが伝わってきました。現役時代の新井監督のキャラクターから、皆さん「一線引かなければ」という雰囲気を感じるのですが、新井監督の方から一線超えてきてしまいそうな気がします。そういった意味でも、どのような監督ぶりを見せてくれるのか、今から楽しみです。
「惜別鯉戦士2022」と題して、今シーズン限りで引退を表明した安部友裕内野手のインタビューがありました。トライアウトまで受けたのですが、声がかからずスパッと引退を決断したそうです。本人は2016年の日本シリーズでスタメン出場できたことが忘れられないとのことでした。2015年は26試合の出場にとどまり、「もうクビになるんじゃないか……」という気持ちから、翌年115試合に出場して日本シリーズにも進出するわけですから、このギャップは凄いです。私個人としては、2017年阪神戦のサヨナラツーランとか2018年日本シリーズの満塁ホームランとかが印象的ですが、本当に優勝に貢献知れた選手で、安部選手と共にチームも低迷し始めてしまったように思えます。安部選手、ひとまず大変お疲れさまでした。そして、3連覇をありがとうございました。今後は野球アカデミーをつくり、指導者になるとの夢を語っておりましたが、是非とも頑張ってほしいです。
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