戦力外

 カープが6人の選手に来シーズンの契約を結ばないことを通告しました。6人は岡田明丈投手、戸根千秋投手、藤井黎來投手、坂田怜投手、新家颯投手、曽根海成選手です。

 岡田投手はドラフト1位入団で2年目の2017年に12勝を挙げています。翌年も8勝と三連覇を支えた投手と言っても良いでしょう。いいストレートを投げるんだよなぁ。昨年、戦力外通告を受けるも育成契約を結び、今年7月に支配下契約となりました。あのストレートが帰ってくるのかと思いましたが、一軍登録されることなく契約解除となってしまいました。残念ですが、本人は現役続行を希望されているようなので、頑張ってほしいです。

 曽根選手は2018年にソフトバンクからカープへ移籍しました。すっかり忘れていましたが、美間優槻選手とのトレードだったのですね。俊足・強肩で投手以外はどこでも守れるユーティリティプレイヤーでした。代走や守備固めで活躍してくれましたが、打撃が振るわなかった印象です。カープはこのタイプの選手が多くいるので、29歳になって目が出ないと厳しい対応になってしまうのでしょう。

 戸根投手は巨人から現役ドラフトでカープに移籍してきました。2年目の今シーズンはケガもあって1軍登板はありませんでした。左腕のリリーフでは黒原投手、森浦投手、塹江投手が頑張ってくれていますし、他にも左腕で髙投手、滝田投手、森投手、玉村投手、高橋昴投手なんてところもいますから、厳しいでしょうね。しかし、カープはいつの間にやら左腕が充実しています。

 坂田投手はナックルボールを投げるというので、広島アスリートマガジンにも登場していましたが、残念ながら戦力外となりました。なんだかんだでナックルボールを投げるという投手で、大成した方を存じ上げません。調べてみると、前田幸長投手がナックルを使っていたようです。

 藤井投手は育成ドラフトで入団、2020年に支配下登録を勝ち取りましたが、2022年、2023年と一軍登板はなく、育成契約となり、ここで戦力外となりました。

 新家投手は2021年のドラフト会議で育成1位指名を受けて入団しましたが、支配下契約を勝ち取ることなく、戦力外通告を受けてしまいました。まだ21歳、先がありそうにも思えますが、やり直すなら若いうちと思うのも親心でしょうから、難しいところだと思います。

 いずれのメンバーも残りの人生の方が長いのですから、新天地で頑張って頂きたいと思います。

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