自民党総裁選
岸田総裁の任期満了に伴う自民党総裁選が9月12日告示、9月27日に投開票されます。派閥が解消されたからなの出馬すると取り沙汰されている方が、青山繁晴、石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、齋藤健、高市早苗、野田聖子、林芳正、茂木敏充と12名にも上ります。50音順にしてみましたがカ行多いな。その内、現状で出馬表明しているのが青山繁晴、石破茂、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、林芳正、茂木敏充の7名で、20人の推薦人が決まっているのが石破茂、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、林芳正、茂木敏充の6名です。
出馬会見での内容をざっくりまとめると、石破茂は防災相の設置、社会保障の見直しなどを話しておりましたが、別な番組で金融所得課税の強化を打ち出しました。小泉進次郎は制作活動費を止める、文書交通費の公開、夫婦別姓法案を掲げました。河野太郎はいわゆる裏金の返還、国民全員確定申告あたり。小林鷹之はあまり具体的なものが見受けられませんでした。林芳正氏は「人にやさしい政治、仁の政治」とブルーハーツみたいなことを言っていますが、具体的なところでは原発推進と見られる発言がありました。茂木敏充は制作活動費の廃止、防衛増税・子育て支援金の負担の停止とのこと。後出しじゃんけんな感じはありますが、茂木さんが一番良いことを言っていた印象があります。ただ、あちこちで言われているように、幹事長として自分がやってきたことをひっくり返すような形になるので、本当にやってくれるのやらわかりません。
減税を掲げているのは青山さんだけですが、推薦人の引き剝がし工作が凄まじいと聞きました。青山さんが主宰する「日本の尊厳と国益を守る会」という議員連盟には100名からの議員が名を連ねていますから、推薦人の20人くらい余裕だろうと思うのですが、派閥のような拘束力があるわけではないので厳しいようです。本人曰く、推薦人を受けてくれそうな方の支援者や学閥などに手を回されて、推薦人を降りざるを得ないかたが多数いるとか。先日の「ワイドナショー」でも、出馬が取りざたされている方のパネルには先述した12名の内、青山さん以外の11名の写真が掲載されていました。他の報道でも青山さんの名前を聴かない中で、西川貴教が「青山さんの名前がないのはおかしい」と発言、これに対して岩田明子が「推薦人の目途が立っていない」と訳の分からない受け答えをしていました。
なんだか色々と気持ちが悪い部分が表面化していて、ちょっとわくわくもしています。