誤報で謝罪
11月24日に開催された世界文化遺産「佐渡島金山」の追悼式に、韓国政府が直前で参加を見送りました。理由の一つとして、出席者の生稲晃子外務政務官が2022年8月15日に靖国神社に参拝したという共同通信の報道が挙げられたようですが、この報道が誤報であることが分かりました。
誤報が伝えられる前の「FLASH」の記事を観ることができた(現在は削除されているようです)のですが、タイトルが「『早速やらかした』生稲晃子氏、外務政務次官に抜擢されるも初手からつまづき...韓国が『靖国参拝』を問題して式典に不参加」というものでした。靖国参拝について「やらかし」と報じる「FLASH」もどうしようもありませんが、記事の論調は生稲晃子議員の資質を問う内容がほとんどだったので、生稲議員を叩きたかっただけのような気もします。この記事についてはスクショしておいたので共有いたします。
「FLASH」なんて普段読むことも無いのですが、こんな記事が出ていると思うと、毎回読んで、ああじゃないこうじゃないと言いたくなってしまいます。
で、その「やらかし」と報じられた靖国神社参拝自体が誤報だというのですから、どうしようもありません。しかしながら、この「誤報」という報道で、さらに「生稲議員は参拝していない」と報じられて、まるで「靖国神社に参拝していなくてセーフ」みたいに報じられてしまいました。
続いて、この誤報について共同通信が謝罪です。共同通信の水谷社長自ら議員会館を訪問し、生稲政務官に謝罪、生稲政務官は再発防止の徹底を求めました。生稲政務官は「事実に基づかない報道が追悼式に混乱を生じさせたことは極めて遺憾で、私自身大変心を痛めている。再発防止策を徹底し、対外的にしっかりと説明してほしい。」とコメントしたそうですが、追悼式を混乱させたのはドタキャンした韓国でしょう。誤報を謝辞するなら、国民全員にして欲しいし、追悼式の混乱とは分けてほしいです。
結局、「靖国参拝が悪い」みたいな印象が3度塗りされてしまった感じがします。誤報ということですが、もう「わざとやったんじゃ、、、」と思いたくなります。しかし、この誤報となった配信は2022年8月15日のもので、記事の末尾に「自民党では萩生田氏のほか、小泉進次郎元環境相、生稲晃子参議院議員ら20人超が参拝。」と書かれたというもので、流石に今回の騒動をにらんだ「わざと」ではなさそうです。
しかし、まぁ韓国というのはこうした細かい記事を良く調べているものです。おそらく「20人超」というメンバーもしっかり調べ上げているのでしょう。しかし、外交カードを得るためならそのくらいのことはやっておくのが当たり前でしょう。日本側も韓国に対して「ウチの政務官がなにか?ドタキャンの方が失礼だろ」くらいのことを言ってほしいものです。