総括鯉戦記2022

 2022年シーズン、我らがカープは5位に終わりました。最後までCS進出の可能性を残してくれましたが、最後に3連敗、しかも割とあっさり負けてくれました。勝負所での残念な感じはちょっと見慣れてきてしまいました。

 それでも開幕直後は6連勝、3・4月で16勝12敗1分と言い滑り出しだったと思います。5月は11勝12敗1分、6月は8勝14敗1分と徐々に成績が下がってきました。5月と6月を合わせて19勝26敗2分けですが、そのうちの交流戦が5勝13敗で圧倒的最下位でした。交流戦が鬼門なところは変わりません。7月は11勝11敗と五分、8月は10勝15敗、9・10月は10勝10敗で終了です。前半良かったと思いましたが、月別で見てみると全体的にはぱっとしない感じですね。3月が6連勝で4月が10勝12敗1分になりますから、勝ち越した月って3月しかないのですね。と、愕然としたのですが、9月は10勝9敗で10月が1敗でした。3月と10月は参考程度の試合数ですが、ちゃんとした一ヵ月に勝ち越しがあってよかったです。

 個人の成績も結構残念でした。先発投手はそろっているように思っておりましたが、終わってみれば二桁勝利は森下投手だけ。床田投手の離脱も痛かったですが、大瀬良投手、九里投手にはもっと頑張ってほしかったです。リリーフ陣は栗林投手が順当に活躍してくれたことと、矢崎投手の成長が嬉しかったですね。森浦投手も良くやってくれました。栗林投手を退けて入団した島内投手にはまだまだ頑張ってもらわなければいけません。

 打つ方はチーム打率リーグ1位と健闘したものの、チーム本塁打が91本、チーム最多本塁打がマクブルーム選手の17本と長打が少なく得点力としては厳しいものがありました。打点もマクブルーム選手の74がチーム最多ですから、いまひとつですね。とはいえマクブルーム選手はよくやってくれていますから、来年も頑張ってほしいところです。チーム盗塁数が26で5位DeNAの49に大きく差を付けられています。チーム最多盗塁が野間選手の7ですから、かつてのカープのチームカラーを思うと寂しい限りです。長打は今くらいでもよいので、足でかき回すような野球を見せてほしいものです。

 ここ3年、感染を恐れて観戦から遠ざかっていましたが、今シーズンはバンテリンドームへの遠征を含む5試合を観戦できました。観戦戦績は2勝3敗です。横浜スタジアムでの延長戦勝利は、暑かったしクタクタでしたがとても心地よいモノでした。来年は3年ぶりにマツダスタジアムに行きたいですね。新井監督に代わった新生カープを楽しみにしております。

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